ついにHome等々力競技場で初勝利
会社を6時で終えて、速攻で等々力競技場へ。スタジアムに到着したのは、ちょうど選手入場時。Kick offから5分ほどで席に着く。Jリーグ第5節、川崎フロンターレ対名古屋グランパス戦。前節の多摩川クラシコでは、FC東京を相手に0-4と圧勝したものの。いまだにHome等々力競技場では勝利なし。今夜こそ勝ってもらいたい。
スターティングイレブンは、GKに西部。CBは、ジェシと井川。SBは、右に田中裕介、左に谷口彰吾。ダブルボランチは、中村憲剛と大島僚太。SHは、右に森谷賢太郎、左にレナト。2トップは、小林悠と大久保嘉人。フォーメーションは、4-4-2。
注目の左サイドバックの谷口。この試合がプロになって2戦目。驚いたのは、その落ち着きぶり。とてもプロ2戦目とは思えない。しかも本職のボランチやCBというポジションではなく、慣れないSBだというのに。ポジションの取り方も悪くないし、判断も悪くない。
ゲームはフロンターレが支配しているものの、なかなか点に結びつかない。攻撃自体は悪くない。チャンスも作れている。ただ、完璧に崩し切れていない。グランパスの守備、楢崎のファインセーブもあって。攻めてはいるものの、点が取れない。
ゲーム中、気になったのは審判のジャッジ。審判の判定に文句を言うのはフェアプレイに反するので、批判は避けるけれど。やたらとホイッスルを吹いて試合を中断させるのには辟易.普段はしないのだけれど、この日ばかりは審判にブーイング。前半を終えて、0-0。スコアレスで後半へ。
後半でのメンバー交代はなし。試合中に感心したのは、大島の成長ぶり。常にパスコースに顔を出す。ボールを受けて、プレスをかけられてもボールを失わない。グランパスのプレスが憲剛に対してきつかったので、比較的大島はボールをキープしやすかったというのもあるとは思うけれど。それを差し引いても、大島の成長ぶりが窺える。
23分、嘉人のゴールで先制。憲剛からのスルーパスをトラップすると大久保相手ディフェンダーをフェイントで交わしてゴール。憲剛のパスも見事なら、それを落ち着いて決めた嘉人もさすがの一言。これで川崎フロンターレのJ1、J2でのトータル1,000ゴール。決めたのは嘉人だった。
アディショナルタイムは4分。開幕戦のヴィッセル神戸戦といい、第3戦の大宮アルディージャ戦といい、いずれもアディショナルタイムに失点しているだけにドキドキ。レナトに替えて、中澤聡太を投入。無失点、完封で2連勝。Home等々力競技場での初勝利。チームの1,000ゴールとおめでたいことばかり。
結果もさることながら、試合内容も良かった。常にゲームを支配して、危ないシーンはほとんどなかった。以前見られたイージーミスが見られなくなったことが一番大きい気がする。グランパスは失点した後もたいした攻撃の手が打てずにいた。
ヒーローインタビューで嘉人は、「もっと楽しいサッカーを見せる」と誓ってくれた。ここまでなかなか勝てなかったけれど、方向性は間違ってはいなかった。このまま、もっと楽しく、もっと楽しめるサッカーを突き詰めてもらいたい。