憎たらしいほど強いバルセロナ
クラブワールドカップ決勝戦。リベルタ・ドーレスを制した南米王者サントス(ブラジル)対UEFAチャンピオンズリーグを制したヨーロッパ王者のFCバルセロナ(スペイン)の戦い。まさに、世界No.1のクラブチームを決める試合。 ネイマール対メッシの両エースの対決と言われるけれど。むしろ、世界最強のバルセロナに対して、サントスがどれだけ戦えるかという試合。個人技で戦うサントスと、連携で戦うバルセロナ。でも、バルセロナは個人技でも負けていない。どう考えても、バルセロナが有利。 サントスのフォーメーションは、3-5-2。一方のバルセロナは、4-3-3。12分、メッシが強烈なシュート。キーパーが弾いたところをイニエスタがシュート。ゴール左に外れる。14分、サントスがFKを獲得。ネイマールが流して、ガンソがシュート。枠を捉えることができない。 17分、シャビからのパスをメッセが決める。さすがメッシ。1-0、バルセロナがリード。24分、右からのクロスをシャビが決める。これで2点目。サントスは、どうにもバルセロナを止めることができない。 27分、ボルジェスがペナルティエリア内からシュート。でも、キーパー正面。これがサントス2本目のシュート。両チームのレベルの高さを感じるのは、ボールがタッチラインを割らないこと。自分たちのレベルだとクリアしかできないので、ボールはどうしてもタッチラインを割ってしまう。ゆったりとボールを繋ぐことができるところがすごい。 44分、メッシのシュートをキーパーが弾くと、そこに詰めていたのは、セスク。彼が決めて3点目。もうどうにも止められない。サントスは、ネイマールにボールを繋ぐことができない。前半を終えて、3-0。 一方的な試合展開。こうなると、興味はサントスが、バルセロナからゴールを奪えるかどうか。なんとかネイマールにゴールを決めて欲しい。9分、ボルジェスがシュート。12分、ネイマールがシュート。でも、キーパーに止められてしまう。 37分、アウベスからのパス。メッシがキーパーを交わしてゴール。メッシは2点目。うますぎる。4-0。バルセロナのポゼッションは70%以上。ボールを奪うことすらできない。はたして、バルセロナを破るクラブチームがあるのだろうか。憎たらしいほど強いバルセロナ。 TVでは、しきりにネイマール対メッシというけれど。ネイマールには、そもそもボールが入らない。バルセロナが圧倒的にボールを支配して。サントスは、まったくサッカーができない。バルセロナの強さに脱帽。同じスポーツをしているとは、とても思えない。