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カテゴリ:書道
中央の『楽此不疲』…楽しいことをしていると疲れないと言う意味です。 この作品を書かれたSさんは、書がとてもお好きで「書に親しんでいると疲れない」ご自分の心境を墨に託されたようです。 長年のお稽古から醸し出される『年季と遊び心』が、風格と安らぎを与えてくれます。継続は力なり…とはよく言ったもので、お茶席に掛ければ一層の味わいを与えることと確信します。気軽に1枚だけ書かれた作品だからこそ、無心の作品となったのでしょう。 向って右隣の作品は「田舎から柿くれにけり十三夜」子規の句に、顔彩で淡く柿を描いています。かなり苦労をしたようですが、美術系の御嬢さんに「いいんじゃないの」と言ってもらって、ご本人も満足です。 「朋有り、遠方より来る」を書いたKさん、お人柄が滲み出て、シャキとした作品の中にも温かさが感じられます。両サイドの余白がよく効いて、作品に奥行と爽やかさを際立たせています。 右隣は、私の作品『和気藹々』、気楽に暖かなハートを持って揮毫しました。
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最終更新日
January 3, 2013 10:28:29 PM
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