2012/11/04(日)13:28
東南アジアの長距離バス
今日は,アジアでの長距離バスでの移動。どこの国でも,ほぼ同じシステムなのが,おもしろい。日本の長距離バスとは大きく様子が違う。
10時間前後も乗ることも多い。
バスの多くは,日本製か韓国製の中古バスだ。特にミャンマー(ビルマ)では,ほとんどが日本製で,日本語そのまま。 (ミャンマー,ピイのバスターミナルで)
大きな荷物は,下に入れることが多い。ただ,ドアのロックが適当だったりして,不安になるときがある。 (ミャンマー,ヤンゴンのアウンミンガラー・バスセンター)
屋根に乗ることも多い。落下が気になるし,雨季は雨が気になる… (ラオス,ヴィエンチャン~サワンナケート)
ドライバーと乗務員がいる。乗務員は,チケットの確認や販売,途中で客引きをする。ミャンマーの場合,乗務員が2,3人いることが多い。右側通行だが,多くが日本車の右ハンドルなので,トラックなどを追い越しをするときに対向車線が見えないので,指示を出すのだ。
この画像のように,韓国製の左ハンドルなのに,乗務員が多くいることも多い。 (ミャンマー,パテイン~ヤンゴン)
客がいっぱいになるまで徐行で走り,声をかけていく。どんどん詰めていく。 (ミャンマー,タウングー~ヤンゴン)
通路の席は,既設の補助席ではなく,このイスだ!日本の中古バスが多いが,日本のままの補助席があるのは,あまり見ない。
補助席からの眺め。
客が少ないときは,まとめて置いてある。 (ラオス,ターケーク~パークサン)
シートピッチは,たいへん狭い。普通に座っても,ヒザが前にシートにつくことが多い。前の人がシートを倒すと悲惨だ…壊れて,初めから倒れていることもある。ちょっとでも多くの客を乗せられるように,輸入したときに,狭く造り替えている気がする。最近流行りの格安航空LCCのシートの様相かな?
ドリンキングウォーターが配られることが多い。 (ミャンマー,タウングー~ヤンゴン)
最近は,エアコンが効くVIPバスが増えてきたが,たいていは壊れていて,全く効いていない。
どのバスにもTVがあり,大きな音でVCDやDVDをかけている。画面表示が,日本語のまま「ビデオ」と出ていることも多い。
内容は,音楽,ドラマ,お笑いなど様々。お笑いが意外と多く,みんな大ウケだ! (ミャンマー,ピイ~ヤンゴン)
昨年,初めて液晶TV付きのバスに乗った。これも近代化やな。エアコンは無くても,TVは無くてはならないものらしい。 (ミャンマー,タウングー~ヤンゴン)
途中のバス乗り場で止まると,物売りが多数やって来る。乗客も結構買っている。 (ミャンマー,ヤンゴン~モウラミャイン)
短時間の停車中に,中にまで入って売る者もいる。中には,次の停車場まで乗っている人もいる!たぶん,反対行きのバスで戻るんだろう。乗車運賃は取られてない。
途中でバスが止まり,数人の客が降りると,そこにはトゥクトゥクなどのバイタクのドライバーが殺到する。観光地だと,ホテルのパンフレットを見せながら客引きをするドライバーも多い。そのホテルに客が泊まると,紹介料をもらえるのだ。 (カンボジア,プノンペン~カンポット)
殺到するのは,物売りも同じ。バスが入って来るやいなや,一気に走ってくる。 (ラオス,ターケーク~パークサン)
昼前後を挟むと,ドライブインのようなところで30分ほど止まる。食事タイムだ。言葉がわからなので,食事休憩かトイレ休憩かは,ドライバーか乗務員に確認する。自分を忘れられないようにアピールする意味もある。 (カンボジア,プノンペン~カンポット)
みんな食事をする。
物売りも多くいる。子どもも多い。
どの国でも,バスのエンジンルームを開けて冷やす。さらに水をかけるのだ。
バケツやコップでかける。こうしないと,古いエンジンなので,焼けてしまうんだろう…
2,3時間に1回ぐらいのペースで止まる。
トイレ休憩だ。止まるのは,野原だ…
人々は,草むらや藪に入り,用を足す。女性も同じくだ。 (ラオス,サワンナケート~ヴィエンチャン)
大きな町だと,このようにドライバーが殺到する。客引きがすごい!右半分は,全てバイタクなどのドライバー。 (カンボジア,バッタンバン)
終点近くになると,客は家に近くで合図をして降りていく。終点では,客は2/3~半分ぐらいになっていることもある。
たいていが日本のかなり古いバスで,ガタガタだ。行き先にもよるが,乗客のほとんどが地元の人である。地元の息づかいが感じられ,まるで一緒に生活しているような気がしてくる。
これからも,多く利用するだろう。
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