梅子の中国情報

恋愛は人生の重要テーマであり、人の一生の幸不幸に関わってきます。中国の現実生活で、他人を愛する方法が分からない、あるいは愛する能力が不足しているため、恋愛問題で危機に陥ったときにどうして良いかわからなくなる人は多いです。




「女心をつかむ」「最もチビで貧しくダサいあなたにコーチが女神攻略法を伝授」―このような広告に、ドキリとした経験はないでしょうか？恋愛問題に悩む人がますます増えるなか、恋愛専門コーチによるトレーニングクラスが機運に乗じて続々と誕生しています。

今年23歳になる易小剛さんは、江西理工大学電子情報工学科に通う学生でした。大学4年の時、大学を休学して起業し、南昌で「恋愛トレーニングクラス」を開講、自らを「狂人」と称しました。

恋愛のやり方を教える易氏だが、かつて正真正銘「恋愛の敗者」になった経験があります。「起業の準備に必死だった大学1年の時、身なりには全くお構いなしでした。何度も告白したが、ことごとく振られた」と彼は言いました。





そんな時、易さんは偶然、「ナンパ法」「デート法」などの心理学関係の本に出会いました。これをきっかけに、この種の攻略法に夢中になり、だんだんと自分の実戦経験と数々の社会現象から独自の考えを取りまとめました。冴えない風采の工科学生だった彼は自分の経歴を生かし、恋愛関係に悩み苦しむ若者の助けになりたいと思い、「恋愛コーチ」になりました。

易さんが開講している恋愛トレーニングクラスの受講費用は、50元（1元は約16.5円）から1万2千元までさまざまで、「狂人恋愛クラス」オフラインクラスの受講者は累計100人以上、現在は500人以上がオンラインクラスを受講しています。



恋愛トレーニングクラスは、数年前から全国各地で活況を呈しており、受講費用も人気とともに高騰しています。メディア報道によると、成都の某トレーニング機関が開講しているクラスは、定員わずか2名の少数クラスで、受講期間は2カ月、学費は約2万元です。上海の某機関は、女性限定の高級カスタムメイド恋愛トレーニングサービスを出しており、価格は28万元もします。

急成長している恋愛トレーニング市場では、「恋愛焦燥感」を抱いている人が最大の「顧客」となっているそうです。恋愛トレーニングクラスに通う生徒は、宣伝文句にあるような「背が低く貧乏でダサい」人ばかりではないです。生徒のひとり、周さんは、弁護士で警察学校出身、長身のイケメンだが、恋愛問題に悩んでいるといいます。「恋愛に関しては、まず自信がなく、次に魅力もないです。ですから、このクラスで個人的な魅力を高め、自分に合う恋人を見つけたいと思いました。」と彼は話しました。




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