カテゴリ:家族の事
お友達のしぃさんの日記から思い出しました。 結婚記念日は6月24日なんですよ。私たちが結婚した翌年に神田正輝と松田聖子が結婚したのです。「何で俺たちの結婚記念日にするんだよ」って言ってました。 結婚記念日は、家族で外食する事にしていました。長男が中学生になってからは、 二人で食事して妻の行きつけのスナックを2軒ほどはしごして帰るパターンです。 しかし、1年だけそのパターンが崩れた時がありました。24日って給料日前なんですよね。 その年今でも覚えています。平成9年6月24日です。お金が全くなかったのです。 妻の財布には2千円、私の財布の中には300円、妻は私に昼飯代として1000円くれました。 妻が、「今回の結婚記念日は何もなしね」って言い、私は「しようがないかな」って応えて家を出ました。 仕事を終えて、帰路に着くときに、何もないでは、味気ないと思って、三越の地下へ ケーキを1ホールと思いましたけど、お金が足りなくて、ショートケーキを二つ、800円ナリ 私の財布には50円だけ。 ショートケーキを買って歩いていたら、なぜか涙が溢れてきて止まりませんでした。 電車の中でも涙が止まらずに窓の外をズーッと見ていました。 大牟田駅ではいつものように妻が私を迎えに来ています。 私が済まなそうにケーキの箱を渡すと「私も買ってる」って言いました。 家のテーブルにも小さな白い箱が乗っていました。 テーブルに二つの箱を並べて泣き笑いでした。 妻の財布には314円入っていました。 1つのショートケーキを半分にして二人で食べました。 残りの3つは、子供たちに次の日に食べさせました。 あの時、凄く侘しかったです。情けなかったです。 あれ以来、結婚記念日だけは見栄を張って豪勢に食事に行っています。 このブログを書いていて、思い出し涙が出てきちゃいました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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