11月5日(火)に、我らがやまぼうしで、
『 西川郷子&小沢あき ライヴ 』 が開催された。
開演は15時だったが、オレはお手伝いがあって13:30に現地入りした時には、
オープニンブアクトの、荒井豊氏のリハが行なわれていた。
荒井氏は設営の際に大事な指先をケガしてしまったようで、
本番の演奏に影響が出ないかちょっと不安げだった。
そして、西川さん&小沢さんのリハ。
西川さんは、かなりラフな装いのままマイクの前に立つや否や、
あのハイトーンヴォイスをぶちかました!!
その圧倒的な迫力のある声は、一瞬でオレの耳を釘付けにした。
それに加え、小沢さんのガットギターもキレがよく響き、
西川さんの声と素晴しくマッチしていた。
PAさんとの音調整を済ませ、リハは終了。
本番を待つばかりとなった。
動員は20人ほどだったが、東京や山梨など静岡県外からのお客さんも見られ、
西川さんの魅力のほどがうかがわれた。
オープニングアクトの、荒井豊氏。
キャッチフレーズでもあり自身の音楽コンセプトでもある、
『 静かなギター 』 がこの日もジワジワと聞く人の耳を捉えて離さなかった、と思う。
朴訥としたMCもどこか親しみが感じられ、けっこう笑いを取っていた。
指のアクシデントにもかかわらず、そんなことは微塵も感じさせずに、
なんとか約30分のステージを終えたのには、オレもホッとしたと同時にさすがだと思った。
そして本番に現れた西川さんは、その小さな身体を真っ白いゆるやかなドレスで包み、
多少緊張気味(本人いわく)の中のスタートとなった。
やはり、リハの時を遥かに上回る歌声は1曲目からフルパワーで、
きっとそこにいた全ての人たちの全身を貫いていたと思われる。
小沢さんのギターも、繊細なメロディーラインから激しいストロークプレイまで、
涼しそうな表情で幅広い演奏技術を惜しげもなく披露してくれていた。
やはりプロは違う!
率直な感想だ。
二人の一挙手一投足を一瞬たりとも見逃すまい、聞き逃すまいとした、
アッという間の2時間だった。
次回はぜひ、もっともっとたくさんの人に見てもらいたい・・・。
そう思った。