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(4)うつ状態、うつ病の方への関わり方

(4)うつ状態、うつ病の方への関わり方

関わり方は、うつ病に関する本などをみていただければ、どれにも同じようなことが書かれています。ここでは、ごく簡単にいくつかのポイントをまとめておきたいと思います。

(1) まず、私達自身が、うつ状態、うつ病を理解するようにしましょう

本当に相手の身になって理解しようとするならば、それは通じるものだと思いますので、うつ状態、うつ病の方への関わりをいたずらに心配する必要はありません。しかし、相手のことをよく理解しないままに、自分なりのやり方で関わられると、しばしば逆効果になることがあります。

少なくともここにまとめてある程度のことは理解していただければと思います。

(2) 相手の気持ちを無理なく聴くようにし、励ましや説教を避けましょう。

うつの方は、限界まで精一杯、頑張りすぎて、うつ状態やうつ病になっておられます。そんなときに、「頑張れ」と言われれば、「もっと頑張らないといけないのか。しかし、もう私にはそんな力はない。何もできないような自分に生きる資格はない。」というような感じで行き詰ってしまい、自殺につながります。

「頑張れ」というような励ましや説教は避けるようにし、相手の気持ちを、相手が疲れない程度に、無理なく聴いてあげるようにしましょう。

(3) 決断にはストップをかけましょう。

うつ状態の時には、本来の自分を見失っており、物事を悲観的にしか考えられません。ですから、こうしたときに仕事を辞めるなどの決断してしまうと、元気になったときに、「早まったことをしてしまった」というように、しばしば後悔します。うつの人には、とにかく決断するのを待ってもらって、まずはゆっくりと休んでいただくことが大切なことです。

(4) 死なないように約束をしましょう

うつの方が「死にたい」という気持ちを持っている場合、ときには、「絶対に死なないようにしてね」と約束することも大事なことです。

(5)「怠けているのではないか」と思われるくらいの感じで休んでもらいましょう。

うつ病になられるような方は、絶対に仕事を休んではいけないと思い込み、なかなか休もうとされません。例え、休んだとしても、家で仕事をしたり、体を動かしたりしなくていはいけないと思い、いつも「ねばならない」思考に囚われています。休むことに、とても強い罪悪感を持っておられます。
   
しかし、行動すればするほどに活動エネルギーは消耗し、回復を遅らせることになります。本当に『したい』ことであればしていただいてもかまいませんが、『しなければいけない』と思うようなことにしてはいけません。

「怠けているのではないか」と思われるくらいの感じで、ゆっくりと休んでいただき、活動エネルギーを回復させるのが、とても大事な治療です。




(6) 薬は有効に利用しましょう




うつ病のお薬は、きわめて優れていて、その回復のスピードを早めてくれます。




ですから、うつ病に陥ったときには、ゆっくりと休養するとともに、早めに心療内科や精神科を受診して、お薬による治療も併せて行った方が早く楽になることができると思います。

すなわち、自殺したいという念いからも早く離れることができるということです。




(7) きちんとした治療を行えば、良くなっていくと伝えるようにしましょう。




よく言われていることですが、きちんとした薬物治療を行えば、かなりの人が良くなられます。ですから、相手の方が「もうどうしようもない」と絶望感の中にあるときには、「うつは、必ず良くなっていく」と伝え、安心感を持ってもらうことです。

(但し、現実には、薬と休養だけでは治りにくい方もおられます。それは、その人自身の中にまだ乗り越えていない心の問題があるからです。その部分については、また、別に対処しなければなりません。)


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