内田百けん「御馳走帖」
阿房列車の次は何を読もうかと物色していて、この書名を見つけたらこれはもう決まりでしょうの御馳走帖改版目次を見ているだけで楽しくなってくる。おっと解説はあの「ヒマラヤ山系」さんだ。何度か出てくる記述に「朝飯も昼飯も食べない」というのがあるけどそれはお膳に坐らないだけであって、朝は牛乳にビスケットと林檎。昼は蕎麦のもりか、かけを食べている。私の友人にもそんな人がいた。いつも会うと「これが今日初めての食事だ」とか「ここのところ1日一食だ」とか言ってるのに体格は立派だ。全然やつれてない。結局おやつが普通の人の食事以上というだけの話。私の場合はその逆で、おやつも立派な食事のつもり。だけど親から「ちゃんと食べてるの?」と聞かれるとすべてお見通しの上で「ちゃんと」をつけてることがわかるだけに話をそらさざるを得ない。もちろんこんな日記は見られたら大変だ。