十四代 純米吟醸 龍の落とし子
私がはじめて呑んだ「十四代」の銘柄が「龍の落とし子」です。「龍の落とし子」とは、文字どおり酒米に「龍の落とし子」を使用して醸されています。「山田錦」「愛山」「備前雄町」に比べて聞き慣れない酒米ですが「龍の落とし子」とは、どのような酒米なのでしょうか。「十四代」の蔵元、高木酒造十四代社長である高木辰五郎氏が18年の歳月をかけて育種した酒米です。『みちのく羽州の気候、風土に合った、短稈、耐寒、大粒、円盤状心白等を備えた酒米を十八年の歳月をかけ交配、育種を重ね成功し、この酒米を「龍の落とし子」と命名。』 (「龍の落とし子」の裏ラベルより引用。)なお、高木辰五郎氏は同時期に、「酒未来」「羽州誉」という酒米を育苗・登録(1999年)されており、三部作といわれてます。(いわゆる酒米三部作としては、工藤吉郎兵衛翁によって育成された 「酒の華・京の華・国の華」が有名なようです。)このうち「龍の落とし子」は、高木酒造しか使っていないんです。かなり特別な扱いの酒米ですね。(「酒未来」「羽州誉」は、高木酒造と懇意にされている蔵元から醸し出されたお酒があります。)「龍の落とし子(たつのおとしご)」の系譜 ┌ 父系♂ 山酒4号 ← 金紋錦 + 山田錦龍の落とし子 └ 母系♀ 美山錦 ← たかね錦(ガンマ線照射)残念ながら、今年も「龍の落とし子」入手はかないませんでした。最後に入手したのは、4年前でしょうか。詰め日がH23年7月の一升瓶でした。「龍の落とし子」の出荷は、毎年3月、7月頃ですが、入手は困難を極めます。 (よろしければクリックお願いします。)羽州誉仕込みの看板酒!【純米吟醸 「惣邑(そうむら)」1800ml】<長沼合名会社>価格:3,564円(税込、送料別)山口の銘酒 日本酒 東洋美人 ippo 一歩 酒未来 【澄川酒造場】価格:3,402円(税込、送料別)