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2020年11月28日
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新政酒造の「No.6 Yタイプ」「農民藝術概論2019」には、「陸羽132号」という米が使用されています。
「陸羽132号」は、『りくう132ごう』と読みます。
この米には、愛称があり「愛亀」とも呼ばれます。

(追記:新政カラーズの新ラインナップ「アース」でも採用されました)


(秋田県 鵜養地区で栽培される「陸羽132号」)

「陸羽132号」は、酒造好適米(いわゆる「酒米」)でなく、コシヒカリの系譜に連なる「飯米」(はんまい)です。


コシヒカリの系譜図

【系統図引用元】 (c)著作権 国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 次世代作物開発研究センター イネ品種データベース検索システム
 
「陸羽132号」は、日本米の品種改良の歴史と深くかかわっています。

 日本で本格的な米の品種改良が始まったのは、1903年(明治36年)のことです。
近代国家への道を歩み始める過程で、農作物の生産力の増大が重要課題となり、その年、国立の農事試験場で品種改良に力を入れる方針が定められました。

 現在行われている米の品種改良は、人工交配によって優れた品種同士を組み合わせる「交配育種法」が主流ですが、それまでは、もともとあった米の品種の中から、優れた特性をもつ株を見つけて選ぶ「分離育種法」が採用されていました。
しかし、この方法では狙った特性を持たせられないことがありました。

 人工交配の育種法によって作られた品種が1921年(大正10年)、秋田県の国立農事試験場陸羽(りくう)支場で育成された「陸羽132号」です。

 陸羽132号の親は、冷害に強く味も良いが、いもち病に弱い「亀の尾」という品種から選抜した「亀の尾4号」と、いもち病に強い品種「愛国」から純系分離した「陸羽20号」両者の長所を活かそうというのが、交配のねらいでした。

 ここでお分かりのとおり、「陸羽132号」の愛称『愛亀』は、親系である「愛国」と「亀の尾」に由来します。


「純系分離(じゅんけいぶんり)」とは
 雑種性の農作物の品種から純系を分離して取り出すこと。育種に有効な方法とされる。


陸羽132号の系統図


「陸羽132号」は寒さに強く、当時の東北地方で広く栽培されました。農学校で教鞭をとっていた詩人宮沢賢治も「陸羽132号」の普及に努めたといわれています。



(岩手県花巻市 「雨ニモマケズ」宮沢賢治詩碑)

 岩手県 北上・花巻・遠野の観光スポット

「陸羽132号」が評価を受けたのは1934年(昭和9年)の東北大冷害時でした。
 当時は「亀の尾」と「愛国」の全盛時代でしたが、早生の「亀の尾」は冷害によるいもち病で、晩生の「愛国」は遅延型冷害で痛められ、東北6県で4割の減収だったと言われます。このなかで、「陸羽132号」は、いもち病の被害も少なく、かつ早生のため遅延型冷害も軽微であり、被害の拡大を少なくしました。

「遅延型冷害」とは
 冷害には遅延型と障害型がある。 遅延型は、田植え後から長期間低温になり生育が遅れ、出穂が出穂限界よりも遅くなり、十分に登熟する前に初霜がきてしまう冷害。 障害型は、幼穂形成期から出穂後穂揃い期までの低温で、花粉などの生殖細胞が障害を受け、不稔モミが多発する冷害である。


 この時の冷害を詩にした宮沢賢治の「稲作挿話」の一節で「陸羽132号」が高く評価されています。


宮沢賢治「稲作挿話」(抜粋)

君が自分でかんがえた
あの田もすっかり見て来たよ
陸羽一三二のはうね
あれはずゐぶん上手に行った
肥えも少しもむらがないし
いかにも強く育ってゐる


「陸羽132号」に「森多早生」という品種を交配して1931年に新潟県で誕生したのが寒冷地用の極早生品種で味が良く多収量という「水稲農林1号」で、その後、水稲農林1号と別品種の農林22号を交配して1956年に生まれたのが「コシヒカリ」であり、ブランド銘柄である「あきたこまち」「はえぬき」「ひとめぼれ」などはすべて「陸羽132号」の系統を受け継いでいます。




新政酒造では、「陸羽132号」の栽培にも取り組まれています。
(ページ先頭の写真は、蔵元のツイッターより引用させていただきました)


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最終更新日  2021年08月15日 10時22分00秒
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