新政No6 ダイスケリチャード type 　　（10周年記念酒第1弾）

2021年01月21日

今年は新政酒造の人気銘柄「NO6」の十周年ということで、蔵元が敬愛するアーティスト6名とのコラボ銘柄が出荷されるようです。

第一弾は、滋賀県出身、東京在住のイラストレーター「ダイスケリチャード」さんとのコラボ。
中身も、より手の込んだ技術を駆使して特殊なものに仕上げているようで、今回は、発酵容器に温度制御タンクが使用されています。

6名のアーティストコラボのうち、出来れば、1，2種類は購入したいのですが、入手困難でしょうね。(嘆息)

(新政酒造 No6 ダイスケリチャード type)

ギターを傍らに、大きなバックパックを背負う少女は、ダイスケリチャード氏が描くおなじみのキャラクターですが、今回、その少女の背景には漢字の「六」の文字が描かれています。見ようによっては、「大」の文字に見えないことも

（丑三ツ時ダイスケリチャード作品集）

現時点で発表されている、10周年記念酒の情報は次のとおりです。
2か月ごとに異なるジャンルのアーティストとのコラボを実施。

2021.2　ダイスケリチャード氏（イラストレーター）
2021.4 　書家
2021.6 　アートディレクター
2021.8 　漫画家
2021.10　クリエイティブ・ディレクター
2021.12　現代美術家

コロナ渦の動向がどうなるか不明瞭ななか、定期的に発表するのはリスクヘッジも兼ねたうまい試みですね。
ある意味、もう一つの新政酒造特別頒布会のようです。
（通常の頒布会は、4月～6月の3ヶ月間、2本ずつの異なるテーマで醸造されたお酒が頒布されます）

2021年2月27日（土）、28日（日）には、「No.6ダイスケリチャードtype」のリリースを記念して、渋谷PARCOでポップアップストア※の開催が予定されています。
※
ポップアップ・ストア（Pop-up Store）は空き店舗などに突然出店し（ポップアップ）、一定期間で突然消えてしまう店舗のこと。
イギリス国内では人気の宣伝手法で、最近日本でも増えてきた。
（出典：Wikipedia）

今年はNo.6十周年ですので、敬愛するアーティストさま六人に、特別デザインを依頼しました。中身も、より手の込んだ技術を駆使して特殊なものに仕上げています。一発目は、ダイスケリチャードさんです。 pic.twitter.com/V3K0kSQn96
— 新政酒造　佐藤祐輔 (@aramasayamayu) January 20, 2021

蔵元のツイッターには、お酒のスペックを記載した写真も掲載されています。

新政No6 ダイスケリチャード type のスペック

アルコール分：12度
原材料名：米(秋田県産)、米麹(秋田県産米)
精米歩合：60% (麹米、掛米ともに60%)
原料米：秋田県産あきた酒こまち100%使用(無農薬)
生産者：佐藤直久、佐藤昭久
使用酵母：きょうかい6号
発酵容器：温度制御タンク
醸造年度：令和2年酒造年度（2018-2019）
杜氏名：植松誠人
製造年月：2021.02(出荷年月)
賞味期限：2021.05

スペックを見てみると今年の「新年純米しぼりたて」に近いようですが、アルコール度数は1度低く12度です。
低アルコールの生酒は、品質管理が難しいでしょうね。
「新年純米しぼりたて」は、昨年より賞味期限が表示されるようになりました。
今回の10周年記念酒にも賞味期限が表示されています。
生酒なので味わいの劣化しないうちに飲んでほしいという蔵元の想いだと思いますが、転売防止や、酒販店、飲食店による出し渋り防止にも一役買ってくれるのではと期待しています。