新政酒造天蛙発泡圧が極端に強いアングリーバージョン

2021年07月10日

新政酒造の蔵元がtwitterでつぶやいた、新政酒造夏の風物詩「天蛙（あまがえる）2020BY」の発売予定日が7月10日ということで、いくつかの酒販店を訪問しました。

酒販店の皆さんから一様に
「今回の天蛙は発泡圧が非常に強いため取り扱いが難しい。
　蔵元の意向で飲食店むけに販売します」
というようなことを聞かされました。

従来から天蛙は飲食店向けの色合いは強かったのですが、今回は特に蔵元の意向が働いているニュアンスでした。

天蛙2020のスペック
特殊製法 : 低酒精発泡純米酒
アルコール分 : 8度
原材料名:米(秋田県産)、米麹(秋田県産米)
精米歩合 : 麹米55%、掛米60%
原料米名 :秋田酒こまち100%使用（2020年収穫秋田県産）
使用酵母：きょうかい6号
発酵容器：温度制御タンク
醸造年度：令和2酒造年度（2020－2021）
使用瓶：耐圧ストレート

（新政酒造天蛙2020 裏ラベル）Ver1

以下、天蛙2020裏ラベルより引用
『
さて今季は二次発酵のやり方を変えた結果、かなりグレードアップしたような気がします。
毎年の耳タコではありますが、本作品は発泡圧が極常に強く危険です。
蔵元・酒販店ではマイナス5度で管理しております。
お客様におかれましては、冷蔵庫で十分に冷やし、キャップの開け締めを繰り返して、よく圧力を抜いてから開栓してください。
また入手後はできるだけ早くお飲みください。
』

今年の裏ラベルは、わざわざ赤字で記載されています。
昨年の冷蔵庫故障以来、レマコムを購入し、氷点下での保管環境を用意していたのですが、
蔵元から一般販売しないようにとの通達の話を聞き、肩すかしを受けました。

保冷バッグに保冷剤を詰め込んで酒販店をまわりましたが残念でした。

（新政酒造亜麻猫スパーク / 天蛙2019 / No6Xmas-type / No6MS-type）

仕方がないので、手持ちの新政コレクションよりスパークリング酒を開栓することにしました。

手持ち4本の中では、「No6MS-type」が一番旬ですが外飲みで体験済でしたので、
次回一番購入しやすいと思われる「亜麻猫スパーク」を開栓しました。

とはいえ、今年の亜麻猫スパークは購入できておらず昨年購入したものを開栓しました。

（新政酒造亜麻猫猫スパーク）

＜追記＞
7月10日頃に発売された「天蛙」の裏ラベルは、エースホテル京都で提供されたラベルの記載内容と違いました。
注意事項がすべて赤字で書かれています。

（新政酒造天蛙2020 裏ラベル）Ver2

『
2020-2021　低酒精発泡純米酒　天蛙

　発泡清酒｢天蛙｣の本ロットは、往年の姿を彷彿とさせる強発泡スタイルーアングリーバージョンとなってしまいました。非常に発酵力が強いため、ご購入後は、すみやかに、また慎重を期してご開封ください。キャップを開け締めしながら、すこしづつガスを抜かないと、内容物が溢れ出てしまいます。また、お買い上げ後、すぐに冷蔵庫に入れていただき、長期間の貯蔵をすることは絶対避けてください。すぐ飲むのが望ましいですが、最長でも一ヶ月以内には必ずお召し上がりください。
』（天蛙裏ラベルより）

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