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定価並で購入した日記 (天空の城)

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2025年05月15日
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新政酒造の秋田県限定酒「佐藤卯兵衛」
純米大吟醸クラスのお酒です。

佐藤卯兵衛は、新政酒造の蔵元が代々名乗る名前で、五代目佐藤卯兵衛氏の頃に小穴富司雄氏が新政の蔵付き酵母を分離し、昭和10年(1935年)「きょうかい6号酵母」として頒布されることになりました。

ちなみに、現在は頒布されていませんが「きょうかい1号酵母」は、櫻正宗の蔵付き酵母です。


(新政酒造 佐藤卯兵衛)


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(きょうかい6号酵母) 画像引用元:日本醸造協会

清酒用6号
分離源:新政酒造場
分離者:小穴冨司雄
分離・実用年:昭和10年
性質・特徴:発酵力が強く、香りはやや低くまろやか、淡麗な酒質に最適


画像引用元:新政酒造公式Webサイト


以下、新政酒造公式サイトより引用


五代目卯兵衛と新政酒造

 昭和10年の「きょうかい6号」登場前後の期間は、新政酒造のはじめの技術的頂点が示された時代だったと言えます。全国新酒鑑評会にて、昭和2年と3年に全国三位の快挙を果たしております。この東北の蔵にしては珍しい高成績がきっかけとなり、直後の昭和5年に酵母が採取されるきっかけになりました。
 そして昭和10年、満を持して「きょうかい6号」は頒布されるのですが、むしろここからが本家の本領発揮といった記録を残しています。全国新酒鑑評会においては、昭和13年に全国三位、14年には全国二位、それから昭和 15・16年には2年連続で「全国首席」を獲得いたしました。
 酒蔵が一万軒近くもひしめきあっていたこの時代、国税庁が主催する最も重要な公的審査会にて全国首席を2年連続で戴いたことはまさしく快挙であったと思われます。まさに中興の祖、五代目卯兵衛のキャリアの絶頂を示すものでした。
 しかしながら、次第に日本の戦況は芳しくなくなります。酒蔵は企業整備令にて徐々に単独営業を禁じられ、純米酒の代わりに醸造用アルコールを使用した酒が酒税法で認めらるなど、大きな変動が酒造界を揺さぶりました。
 こうして日本は終戦を迎えることになり、五代目卯兵衛は戦後の混乱の最中、結核のため惜しまれながら52歳で逝去したのでした。




(新政酒造 佐藤卯兵衛 裏ラベル)

以下、日本醸造協会誌第112巻4号巻頭随想より抜粋

きょうかい1号酵母から5号までの清酒酵母は1940年までに全ての頒布が中止されてしまう。 それらにとって変わったのは、1935年から頒布され始めたきょうかい6号酵母, 1946年から頒布され始めたきょうかい7号酵母などの互いに近縁な清酒酵母であった。
特にきょうかい6号酵母は、1941-1945年の間唯一頒布された株であり、かつ現在まで80年以上に渡って頒布されている超ロングラン酵母である。 さて、このきょうかい6号酵母がどうして生まれたかだが、この話が少しドラマチックである。 この清酒酵母が単離された秋田市にある新政酒蔵は全国新酒鑑評会で1927, 28年(昭和2,3年)に連続第3位を受賞した。 これは東北の蔵としては極めて好成績であったため、醸造試験所の小穴富司雄氏が目をつけることになった。当時の新政酒蔵の五代目当主佐藤卯兵衛氏と小穴氏が大阪大学工学部の前身である大阪高等工業学校の先輩、後輩の関係であったことも、このこととは無縁ではなかっただろう。




(<巻頭随想>(清酒酵母こんじゃく物語)引用元:日本醸造協会誌第112巻4号

以下、大阪大学Webサイト(大阪大学公式グッズ 日本酒緒方洪庵)より引用

阪大ゆかりの酵母「きょうかい6号」

  阪大ならではのお酒として、まずこだわったのが酵母です。杜氏の経験と勘に頼った「酒屋万流」の時代は過ぎ去り、近代以降は科学に基づく酒造りが行われてきました。それでもなお、酒造りには神秘の領域が残されています。なぜなら酵母という微生物の働きが不可欠だからです。NEO「緒方洪庵」では、阪大ゆかりの「きょうかい6号」酵母を採用しました。
 「きょうかい酵母」とは、日本醸造協会が全国の有名な酒蔵から分離・培養し、頒布するものです。「きょうかい6号」酵母は、秋田の新政酒造から分離された現存最古の「きょうかい酵母」で、遺伝子情報の解読により「清酒酵母のEVE(原初の存在)」と呼ばれています。
 秋田で吟醸酒づくりを指導し、今日の「美酒王国・秋田」を築いたのは、大蔵省税務監督局から秋田銘醸顧問・秋田県醸造試験場初代場長に迎えられた花岡正庸(1883~1953)です。花岡の指導を実践し、全国の品評会で上位入賞を果たしたのが、新政酒造の5代目佐藤卯兵衛こと佐藤卯三郎(1895~1947)でした。昭和5年(1930)、醸造試験所(現・酒類総合研究所)の小穴富司雄(1898~1974)が新政の蔵付き酵母を分離し、同じく秋田の小玉合名会社(現・小玉醸造)で最終試験を行います。小玉合名会社の小玉確治(?~?)が新政酵母で仕込んだ「太平山」が、昭和9年の全国清酒品評会で首席優等賞を獲得したことから、全国に頒布されることになりました。
花岡・佐藤・小穴・小玉はいずれも大阪高等工業学校(阪大工学部の前身)醸造科出身者だったのです。「きょうかい6号」を阪大ゆかりとする所以です。ちなみに大阪高工醸造科からは、日本初のウイスキー蒸留技師の竹鶴政孝(1894~1979)が輩出しており、同期の佐藤とは「西の竹鶴、東の卯兵衛」と並び称されたそうです。



(<巻頭随想>(Sroty.04 阪大ゆかりの酵母「きょうかい6号」)引用元:大阪大学webサイト

【参考リンク】
清酒用 アンプル酵母・スラント酵母 | きょうかい酵母 日本醸造協会
日本醸造協会誌第112巻4号
Sroty.04 阪大ゆかりの酵母「きょうかい6号」


(新政酒造 グリーンラベル / 佐藤卯兵衛)画像引用元:美酒王国秋田ガイドブック


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最終更新日  2025年06月02日 13時11分59秒
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