海と真珠

わがまま彼氏って娘の？と思われるだろうが、娘の彼氏のことではない。
もちろん、私のでもない。
知人の彼氏のことである。

知人は酸いも甘いもかみわけたバツイチ。私よりいくつか年上で、
かなりの美人だ。
この人の彼氏が、もう口もあんぐりするほどのわがまま男だ。

詳しくは書けないが、料理が得意な知人が手をかけ、時間をかけて
ビーフシチューを作って彼氏にふるまおうとしたら。
「何や、このシチュー、茶色いやん。俺、シチューは白いのじゃなきゃ
嫌なんだよっ！」
と怒りだして、とうとう一口も食べなかったとか。
そんなエピソードを嫌というほど聞かされて、閉口している。

何、その男。子供かっつーの。
文句言わないで食べろっつーの。
私だったら、そんな男とは速攻別れるけどなあ。
いや、これが若い男性ならまだわかる。相手も50代だからねえ。

でも、彼女はそうやって愚痴るのが好きなだけかもしれない。
のろけるのは苦手で、愚痴とかボヤキになる人はままいる。
実母は臆面もなく娘に彼氏のことをのろける人だったが。
あれも娘としてはどういう面持ちで聞いていいのか、よくわからなかった。

愚痴りつつ、「今度はロールキャベツを作って、食べさせてみよう」
と張り切る知人は可愛いらしいのだ。
そのロールキャベツを無事に食べてもらえますように、と祈っておこう。

今日は休日で、ここ数年足が遠のいていたショッピングモールに久々に
出かけてきた。





お昼はこれまた数年ぶりにモスバーガーで。
近所のモスが撤退してしまってから、とんとご無沙汰だった。
外食産業も淘汰の時代だが、モスは好きなので頑張って頂きたい。



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