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さあ、いくわよっ!

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2010年12月24日
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空っぽの皿を見つめてるだけ。いったいクロタンはどれだけ気長なの!
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先日、ポプラ社小説大賞受賞し、賞金2000万辞退の水嶋ヒロさん。

殺人のような凶悪事件から 金と権力を求めうごめく汚職のような事件まで、モラルもない醜い現代の日本の状況からどうしたら「美しい日本」が新生するのでしょう。
それは理想への教育しかないと思います。が、道徳や倫理の授業では遅すぎます。幼時期が大切です。

本は子どもたちの心を育てます。ポプラ社が、500万円分の本を奄美大島へ寄付したのは
「多くの新しい作品が生まれるよう活用してほしい」という水嶋さんの意向に合っていると思います。奄美だけでなく全国に贈ってほしいです。

贈る本は、ポプラ社に限らず良質のものを選んでほしい。絵本ランキングとかおすすめ絵本で評価されているものはいかがですか。また、ポプラ社のものは原価とは言えませんが卸値でお願いしたいところです。全出版社が直接卸値で出してくれればより多くの本が届きますね。

先月、動けず終日寝ている日々に なぜか子ども時代に読んだアンデルセンのようなものが読みたくなりました。アンデルセンは、子どもの時と別物でした。昔読んだ絵本は幼時向けにアレンジしたものだったようです。本物はすぐ投げ出してしまいました。
アンデルセンはまた、元気で根気がある時チャレンジしてみます。ここでは、良かった本の感想を書いておきます。


「100万回生きたねこ」
ストーリーは
100万回生まれかわっては、飼い主のもとで死んでゆく猫。飼い主たちは猫の死をひどく悲しんだが、猫自身は死ぬのなんか平気だった。ある時、猫は誰の猫でもない野良猫となり、一匹の白猫に恋をする、そして・・・

私が思ったのは
何百年経て、真実の愛に出会ったことにまず感動!
白猫がいなくなった時、生きていたくないと思ったこと。
生きることは完全燃焼すること、生き抜けば満足して死ねるということ。
時の権力者が、不老不死を求めたり永遠の若さを求めたりするのは真実の愛に出会わなかったということになるのかしら?
いやそれにしてもこの猫を心から愛した人々をこの猫は全く心にかけなかった。こういうのってどうよ。愛は自分勝手?一方通行の思いはそれも完全燃焼だからいいのか?
マイウェイ猫の飼い主としてはよくわかる行動ですが・・・。
生と死と愛を考えさせられる絵本でした。


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最終更新日  2010年12月25日 05時01分04秒
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「遠くのものはつかめない」
虹をつかむことはできますか。
雲をつかむことはできますか。
近寄ると見えない虹。
雲は近づくと雲ではない。
リンゴ狩りをすると遠くのリンゴが赤く見えます。遠くの木まで行き、採ってみるとなお遠くのりんごが美味しそうです。山岳の花、海中の貝、宝石のように輝いている川底の石も拾い上げてみると、とたんに輝きを失います。
自分の周りの煌めきにはなかなか気づきません。
12月・・・自分の感性を磨きじっくり周りを見てみよう。


「人間は弱い」
父の口癖「人は弱いもんだよ」
「人間は体も弱い。意志も弱い。誘惑に弱い。」
だから、現金を見えるところで数えたりすると、悪事を誘うようなことだと怒られた。
人に優しく、自分に厳しく、清く正しく貧しく生きた人。自分のしたことには責任を取る。逃げない。書いていると息が詰まりそうだ。
「人は弱いものだから、お金や情実で裏切ったりもするさ。でも怨んじゃいけないよ。」
だが、父は自分を裏切った人を許せなかった。死ぬまで交流しなかった。できなかった。
人は弱いものでしょう?なぜ許してやれなかったのだろう。心から「許す」というのはまず、相手が「許し」を請うてきて始まるのかもしれない。私は父を裏切った人が亡くなった時、火葬場で父に会った。父はずっと怒った表情で黙ったままだった。彼女は謝らないまま旅立った。「死」は和解の機会を永遠に奪ったのか。それとも「死」は恨む対象が存在しなくなることで、父の心に氷解をもたらしたのだろうか。

「幻の選択」
もしあの時こうしていたら・・・「自分の人生を振り返った時、ふと考えてしまうんだよなあ。こういうのを『幻の選択』っていうんだよ。」
ベッドに横たわる老人は、自力で食事もできない状態でしたが、わずかに微笑んでいました。彼は自分の夢を捨て、家族のために生きたことを後悔していたわけではありません。愛する者のためなら命を捨てることも躊躇しない男でしたから。
ただ、長い人生の中では何度も岐路に立ち、その中には夢をつかむチャンスもあったのでしょう。
「幻の選択」は、終焉にて彼がみた甘く切ない『夢』なのか。
パラレルワールドがあるのなら、その人生では自分の夢を選択してるのかなあ。いや、彼はどの世界でも、家族とともに歩む。そして最期にちょっと感傷的に自分の『夢』を思い出すが、「わが人生、幸せだった」と微笑むに違いない。

「死」
彼が亡くなった。もう二度と声をきくこともないのだと思うと悲しかったが、その「死」はなんか遠い信じられないものだった。お棺の中の死に顔を見た時、「美しい死に顔で・・・。」というささやき声が聞こえたけど、私は怖かった。
まるで粘土で作られたお面のような顔、「生きている」はずもないが、「生きていた」という感じも残っていない。本人でなく別人、いや別物、「物体」になってしまった。
生きる実感を得るために死に近づく人がいるが、「生きること」は何なのか考えてほしい。いや、教えて欲しい。「生きること」は「苦」ですか?


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