「100万回生きたねこ」
空っぽの皿を見つめてるだけ。いったいクロタンはどれだけ気長なの!先日、ポプラ社小説大賞受賞し、賞金2000万辞退の水嶋ヒロさん。殺人のような凶悪事件から 金と権力を求めうごめく汚職のような事件まで、モラルもない醜い現代の日本の状況からどうしたら「美しい日本」が新生するのでしょう。それは理想への教育しかないと思います。が、道徳や倫理の授業では遅すぎます。幼時期が大切です。本は子どもたちの心を育てます。ポプラ社が、500万円分の本を奄美大島へ寄付したのは「多くの新しい作品が生まれるよう活用してほしい」という水嶋さんの意向に合っていると思います。奄美だけでなく全国に贈ってほしいです。贈る本は、ポプラ社に限らず良質のものを選んでほしい。絵本ランキングとかおすすめ絵本で評価されているものはいかがですか。また、ポプラ社のものは原価とは言えませんが卸値でお願いしたいところです。全出版社が直接卸値で出してくれればより多くの本が届きますね。先月、動けず終日寝ている日々に なぜか子ども時代に読んだアンデルセンのようなものが読みたくなりました。アンデルセンは、子どもの時と別物でした。昔読んだ絵本は幼時向けにアレンジしたものだったようです。本物はすぐ投げ出してしまいました。アンデルセンはまた、元気で根気がある時チャレンジしてみます。ここでは、良かった本の感想を書いておきます。「100万回生きたねこ」ストーリーは100万回生まれかわっては、飼い主のもとで死んでゆく猫。飼い主たちは猫の死をひどく悲しんだが、猫自身は死ぬのなんか平気だった。ある時、猫は誰の猫でもない野良猫となり、一匹の白猫に恋をする、そして・・・私が思ったのは何百年経て、真実の愛に出会ったことにまず感動!白猫がいなくなった時、生きていたくないと思ったこと。生きることは完全燃焼すること、生き抜けば満足して死ねるということ。時の権力者が、不老不死を求めたり永遠の若さを求めたりするのは真実の愛に出会わなかったということになるのかしら?いやそれにしてもこの猫を心から愛した人々をこの猫は全く心にかけなかった。こういうのってどうよ。愛は自分勝手?一方通行の思いはそれも完全燃焼だからいいのか?マイウェイ猫の飼い主としてはよくわかる行動ですが・・・。生と死と愛を考えさせられる絵本でした。「【送料無料】100万回生きたねこ」