2010/04/01(木)10:16
野口雨情の生家♪
一週間ほどお泊りになっているお年を召したお客様がおられます。
いつもは息子さん夫婦と一緒に暮らしておられますが海外に長期で旅行に行かれるとのことで
その期間だけ当旅館にお泊りになっているわけです。80歳を越えておられるのにとっても紳士的で凛とされており
お部屋でお食事された御膳を必ずご自分で運んで下さいます。お部屋で本を読んだりしての~んびりとされていますが
折角なのでどこかお連れしたいと思いつつ...まとまった時間がとれない焦燥感のなか...
こういう時はいつもの事ながら決断あるのみ!!!エイ!と車にお乗せして嫁さんと三人で高速を走ること30分~
北茨城市にある野口雨情の生家を訪問しました。野口雨情は詩人で特にたくさんの童謡を残しています。
生家は木造瓦葺二階建で今もお孫さんがお住まいになっていて130年近く経った今も大変保存状態がよく
雨情の詩心をはぐくんだ風情が建物から漂ってきます。雨情の作品ご存知でしょうか? 十五夜お月さん
七つの子
赤い靴
青い眼の人形
シャボン玉
こがね虫
あの町この町
雨降りお月さん
証城寺の狸囃子 etc...写真は門側から撮った一枚ですが
サルスベリのみごとな枝ぶりが130年の歴史を感じさてくれます。その後...
茨城百景の「磯原海岸」や「天心記念美術館」などを回って
お昼を食べて4時間の小さな旅を楽しみました。お客様からは何度も何度も「いいものをみせてもらった」
と感謝の言葉をいただきひと安心~。それにしても
原稿用紙の直筆の童謡を目で追うと心がドキドキ...動揺~♪
改めてその詩の面白さや深さを味わいました。嫁さんがとくに喜んでいた「こがね虫」載せておきます。 1.こがねむしは かねもちだ
かねぐらたてた くらたてた
あめやでみずあめ かってきた 2.こがねむしは かねもちだ
かねぐらたてた くらたてた
こどもにみずあめ なめさせた (^O^)♪