有機農薬。

有機農薬を作っている会社に勤めている人に会う機会があった。

その製品は木の樹液からとった物で、それらを野菜や花に与えるとすくすくと丈夫に元気に育ち、花は長持ち、野菜はうまみが増すそうだ。

元々は森の中の倒れた木の利用法として考えられた物らしいけれど、商品として軌道に乗った現在、植林をしながらの生産になっているとか。

植林をしながらだから森林破壊ではない。との事だけれど、森を作ると言うことはとても時間のかかる大きな事だ。

もちろんその人は特別深くどういう植林がされているのかなど知らないようなので、私にその内容は知る由もないのだけれど．．．もしも結果、森林破壊になっているのだとしたら？。
土地に優しく、自然にやさしく。なはずなのに本当は本末転倒？。
有機野菜、と言ってもその内容まで見つめると何かが狂っているのかもしれない．．．とちょっと疑心暗鬼的になってしまったのであった。

もしも土が豊かで健康だったら。
作物も一種類をずっと作り続けるのでなければ。
昔からその土地で育まれて来た野菜を育てるのであれば。
もしかして有機農薬でさえ要らないのではないかと思う。
土を作り、種を採り、沢山の種類の雑草なんかと一緒に育つ
野菜達．．．．．。
私は農業はど素人だから何も知らない。
だけれどそんな畑を夢見ている。
野草と戯れる野菜達の生えるお庭にしたい。
野菜や野草を摘む私の傍らで
鳥やウサギやリス達がおやつを食べに来てくれる様な。

＊わたしの住んでいる地域は芝生など庭の管理規制が厳しい。
温かくなって来るとご近所では芝刈りだのスプリンクラーだの色々な音が聞こえ始める。
恐らく殆どの家では業者さんを雇って週に一回とか月に一回とかで除草の薬をまいたりする作業をしてもらっていると思うのだけれど、その業者さんでもオーガニックな薬を選ぶことが出来る。
家庭菜園をしている人や子供のいる家庭も多いだろうから、利用している人は多いのかもしれない。
．．．これは同居人さんの転居に伴い、多数決決定が出来なくなった為、くじらにお願いして庭の手入れを自分たちでやろう。
業者さんとの契約を切ろう。という事になって電話をしたとき、その業者さんから「オーガニックのもあるよ。」と言われて知ったこと。
今年一年頑張って、万が一、手入れしきれなかったらお願いすることになるかもしれない。
手押しでの芝刈りと雑草とり。
（私の住む地域ではタンポポ等が沢山庭に生えていると怒られる）
真っ黒に焼ける夏だ～。