2015/05/06(水)08:09
今のうちに対策を!「がんにならないための12箇条」
癌と言えばタバコ。タバコと言えば癌にCOPDに脳梗塞に心筋梗塞に・・・。
食生活は気を付けられても受動喫煙は避けられません。
nikkanCare.ism(ニッカンケアイズム)
がんは、とても怖い病気です。5年生存率(診断から5年後に生存している患者の比率)が昔に比べて大きくなったとはいっても、すい臓や肝臓のがんの5年生存率は今だに低く、死亡率が高い病気であることは間違いありません。
がん対策としてもっとも有効なのは、“早期発見”です。しかしながら同時に、「そもそもがんにならないためにはどうしたらよいか」ということも考えておく必要があります。
今回は、厚生労働省の「がん対策関係資料」から、“がんにならないための12箇条”を紹介します。
■がんを予防する12箇条
がんにならないためには、日々の生活の見直しが大切です。
(1)栄養バランスのよい食事をする
(2)食事のワンパターン化を避け、バリエーションのある食事にする
(3)脂肪分を控えめにし、食べ過ぎを避ける
(4)ビタミンと食物繊維を摂取する
(5)塩分の高いものや、熱すぎるものは避ける
(6)コゲのある部分は残す
(7)カビの生えた物は食べない
(8)禁煙し、煙草は吸わない
(9)お酒は適量にし、飲みすぎない
(10)適度な運動を行う
(11)紫外線にはあたりすぎないようにする
(12)清潔な生活を心掛ける
これが、“がん予防の12箇条”と呼ばれるものです。
■がん予防には食事の見直しが大切
上記を見ていくと、がんを予防する上で大切なことの筆頭は、“食事”であることがわかります。
実際、厚生労働省が出している資料のなかでは、「80%のがんは環境によっておきるが、食事のとり方がそれに対して占める割合は、男性で40%以上、女性の場合は60%以上」というものがあります。
食事は、がんだけでなく、生活習慣病にも大きく関わってきます。「明日からでも取り組める」という、非常にハードルの低いものですから、さっそく見直しを行いましょう!
■“喫煙”のリスクは食事の次に大きい
もう1つ気を付けたいのが、“喫煙”です。喫煙は食事に続いてがんの危険因子とされています。
食生活を改善した場合と、喫煙対策を推進した場合では、ほぼ同等程度のがん予防ができるとも考えられており、禁煙や減煙が大きな影響を及ぼしていることは間違いありません。
ただ、喫煙が習慣化している人の場合、今すぐに煙草をやめることは難しいと思われます。これが、食事とは違う点です。
毎日吸う煙草の本数を減らしたり、“手元に置かない”という工夫を積み重ねていったりすることで、減煙を行うことはできます。禁煙外来もありますので本気でやめようと考えている方は選択肢に入れてもよいかもしれませんね。
がんというのは、なってから「ああすればよかった、こうすればよかった」と考えても遅いもの。今日から少しずつ取り組んでいきましょう。
.nikkanCare.ism 4月4日(土)10時42分配信 (記事)
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