ベトナム人の不法就労助長 愛知県警、容疑の派遣会社社長逮捕
就労資格のないベトナム人3人を働かせたとして、愛知県警は4日、同県知立市谷田町西1、人材派遣会社社長、深谷武司容疑者(55)を入管難民法違反(不法就労助長)の疑いで逮捕した。 県警によると、深谷容疑者の会社は外国人約60人を雇用し、県内の工場などに派遣。3月に名鉄三河知立駅ホームで殺害されたベトナム人男性(当時27)も雇っていた。 逮捕容疑は2017年5月~18年4月、在留期間を過ぎた20代のベトナム人の男3人を、知立市の自動車部品製造会社に派遣して働かせた疑い。県警によると、「弁護士と話すまで何も話さない」と認否を留保しているという。 三河知立駅の殺人事件で県警は5月、別のベトナム人の男3人を殺人容疑で逮捕。事件の背景に在留カードの貸し借りをめぐるベトナム人グループ同士のトラブルがあったとみて、不法就労の広がりについても調べる。