2009/09/09(水)02:14
シャープは31日、中国最大級の電子・情報通信企業集団である「中国電子信息産業集団有限公司」
(CEC)と南京市との3者で「第8世代」と呼ばれる高効率の液晶パネル生産の合弁事業に向けて
協議することで合意した、と発表した。
合弁が実現すれば、海外でのシャープの液晶パネル生産は初めて。
為替の変動リスクを抑えるため、海外の液晶パネル事業を生産から販売まで現地で完結させる
「地産地消」戦略の先駆けとなる。
同時に、パネルの生産を休止している亀山第1工場(三重県亀山市)の設備を、
CECの子会社と南京市が設立した会社に売却すると発表した。売却額は公表していない。
シャープは最新鋭となる第10世代のパネル工場(堺市)の稼働を10月に控えており、
第6世代の亀山第1の生産ラインを売却することで、海外での生産に有効活用してもらう。
シャープは2001年から南京市内の自社工場で液晶テレビを組み立てており、
パネルは亀山工場から輸送している。
生産ラインの移設や共同生産により、パネルをCEC側から現地調達できれば、
現地で液晶テレビのコスト競争力を高めることもできる。
http://www.47news.jp/CN/200908/CN2009083101001045.html