2009/10/04(日)09:10
スズキは第41回東京モーターショーに出展する車輌を発表した。
2009年のスズキのテーマは“小さなクルマ、大きな未来”。
スズキの基幹車種であるアルトのニューモデルをはじめ、
ハイブリッドや燃料電池車などの次世代コンセプトカーを含む、14台の出展を予定している。
スズキは2008年10月のパリモーターショーでマルチ・スズキ社(同社のインド子会社)生産の
“新型アルト”を参考出品した。欧州Aセグメントに属するスズキ第5の世界戦略車として、
11月にインドで“Aスター”の車名で発売、さらに2009年3月からは欧州各国でも販売が始まっている。
アルトと言えば当然、日本の軽自動車が本家本元。海外での先行デビューを受け、
日本でのフルモデルチェンジの動向に注目が集まっていた。
そして今回ようやく、国内向け新型アルトが“アルトコンセプト”として、ついにお披露目されることになった。
海外向けのボディサイズは全長3500×全幅1600×全高1470mmだが、
前後バンパーやドアパネルなどの変更によって
国内向けは軽規格に収まる同3395×1475×1535mmへとひと回り小型化されている。
それにともない、スタイリングは“世界戦略車”の看板どおり、
海外仕様と国内向けで統一したイメージは与えられているが、
同一のパネルが存在しないほど細部の意匠は結構異なっている。
さらに、注目したいのはホイールベース。
海外仕様は現行アルトや1クラス上のスプラッシュなどと同じ2360mmだが、
国内向けの新型はそれより長い2400mm。
国内向けの新型が、ワゴンRやラパンと同じスズキ軽の新世代プラットフォームをベースに開発されていることの証左だ。
全高も国内向けの軽仕様のほうが高く、海外向けを凌ぐ室内長が期待できる。
エンジンは現行と同じ自然吸気の660ccだが、ミッションにはCVTを導入。
車重の軽量化などと相まって、低燃費化やクリーン性も追求されている。正式デビューは今年12月が有力だ。
http://www.hobidas.com/auto/newcar/article/107193.html
●スズキ
http://www.suzuki.co.jp/
●東京モーターショー2009パーフェクトガイド
http://www.hobidas.com/auto/tms2009/