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カテゴリ:小説
仕事を終えたあと、19時。
それから急いで、自宅に帰り、20時。 晩飯を食う、20時半。 大阪駅、21時半。 夜行列車シュプール、22時半。 なかなか時間通りもとい、ぎりぎりの始まりだった。よく考えたら去年はいけなかったし、2年ぶりのスノボーだなー。 夜行列車っていうのは、どうも寝づらい。バスよりはましだが、隣で騒いでる連中がいたり、席が狭かったり、じぶんの席の後ろはヤクザぽいお兄さんで、リクライニングまったく倒せなかったりするからだ。 だから、おれは空いてる席に移動したあと、用意してあったドラフトワンとこれじゃ足りないと駅で購入したスーパードライを飲み干した。やっぱスーパードライのほうが俺は好き。 こうして、ひさびさの旅は始まった。 しばらくするとスーパードライ効果か眠くなってきた。が。 俺は身体が冷えるとすっごく足がだるくなる。 これはわかるひとにはわかると思うが、なんていうかじっとしてられない。足がばたばたしてしまう。勝手に動くのだ。 貧乏ゆすりするなと、親に怒られたことがあるが、これはそうではない。 足がだるいのだ。 貧乏ゆすりでは断じて、違う。 これを解消するためには、ただひとつ。 スクワット。 俺は軽く夢と希望を載せた夜行列車シュープル内でスクワットを始めた。幸い友人も気づいていない。 俺は満足げに笑うと、スクワットを終えた。 あー俺もiPodもってこればよかったなー。と友人たちがデスメタルやらトランスやらを聞きながら寝ている姿をみて思った。 俺は英会話を聞きたかったのだ。 なんで、スキーの行きに英会話?と思うひともいるかもしれないが、それはあなたの浅はかな考えである。 今、俺は英語をしゃべれるようになるために、毎日15分の高速英語を聞いているのだ。日課なのだ。しかし今日聞くの忘れたのだ。 せっかく覚えた英語を忘れやしないかと不安で心配でたまらないのである。 そうこうするうちに、俺は睡眠に入った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/02/22 12:13:50 AM
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