2014/11/05(水)16:55
OSHOのゾルバ・ザ・ブッダの由来となった「その男ゾルバ」という映画
「その男ゾルバ」の予告編
OSHOってインド人の導師が逝去したのは、はるか昔の20世紀のお話で、有名なスターウォーズの出だしじゃないけど、"long long ago..."って感じなんだけど、彼が残したコンセプトの一つがゾルバ・ザ・ブッダというものであった。
ブッダについては、ゴータマ・シッダルタが出家して修行して悟りを開いてブッダ(目覚めし者)になった。そのブッダは、シッダルタだけのことを意味するのではなく、彼の前や彼の後に悟りを開いた全ての人がブッダだ、というのが彼の語るコンテクストにおける「ブッダ"Buddha"」という言葉の意味。
その一方で、彼はブッダだけでは十分ではないと言う。人はもっとこの生をいきいきと楽しまなくてはならない。全身全霊で生きなければならないと。それで、この世界を生き生きと生きる人を象徴する言葉として、「ゾルバ」という人物の名前を選んだ。それはカザンキスの「その男ゾルバ」のことだと、OSHOは何度も講話の中ではっきりと言っている。
だから、いつか映画「その男ゾルバ」を観なければと思っていて、ある日ついにDVDで全部観たのだけれども、映画「その男ゾルバ」のゾルバは、
・濃いいギリシャ人、というかキャラの濃いいラテン系のおっさん
・人のプライベートな空間に気を使わず、勝手にどんどん話し始めて、話を進めてしまう
・女好きのエロオヤジ、主人公から預かった仕事の金を女に使う
・ちょっと草食系っぽい主人公に「おい、あの女とやらないでどうするんだ?」みたいなことを言う
・ケンカはかなり強い
・周りで人が死んだり、仕事がおしまいになったりしても、立ち直りが早い
・踊るの大好き
という人で、正直言って、こんなおっさんが自分の周りにいたらうざいというか、疲れると思った。
主人公も、無理矢理ゾルバに未亡人の女とくっつけられたはいいが、恋人の期間を十分楽しむまえに悲劇的な形での永遠のお別れとなってしまって、とっても気の毒だ。もちろん一番悲惨なのは、逆恨みでバカな島の人に殺されてしまった未亡人本人だけど。
実際の映画で観たゾルバは、あまりにもアレなところがいろいろあって(それが面白いのだけど)、映画としてはいいけど、OSHOの語ったような文脈でこいつが出てくるかなあ?という感じ。カザンキスがわるいんじゃなくて、OSHOのセンスの問題。
繰り返しになるけど、映画としては面白いので、一度は観ておくのもいいかも。舞台は今となっては昔のギリシャ、昔の地中海の島で、風景もそんな感じ。海と島が綺麗。そこに惹きつけられる人も少なくないかも。
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