2012/04/14(土)01:50
BS1?で、『なぜアメリカは戦うのか』について。
昨日、MHKの【 BS世界のドキュメンタリー「なぜアメリカは戦うのか」(後編)】がやっており、とってもきな臭いお話が(ちゅう~か、まっ黒こげ?)でていた。振り返ってみると、今まで、日本も含め、資本主義は『経済発展』の名のもとに『大量生産大量消費』を繰り返し、拡大一辺倒で進んできた。その間社会主義も崩壊し、ほかに選択肢の無い世の中が誕生した。その基礎があり先進国と呼ばれているものが、『平和と富』を得ることができ=生活しているのかな~?とおぼろげ考える。ただ、これからは、発展途上国も先進国のノウハウや技術を使い、今までに無いスピードで発展。そこで、今の先進国はより上を目指す為何をするのか?アメリカのアイゼンハワー元大統領が【『軍複合主義?』なるようなこと(すいませんことば覚えてなくて)には気をつけろ!】と言い残して言ったそうです。
『つくり続ける/発展し続ける/利益を上げ続ける』とはいかがなことか?考えなければいけないのでは、と思う。=1人1人市民単位で…。
そこで、06年10月29日の中日新聞社説にでていたことをもう一度、読み直すと(以前のブログにも書きましたが)、【バーチャルな憲法改憲論】とのタイトルで、特に=清沢(三ズイに、例のニンベンなし?なんと読むのでしょう?)の【太平洋戦争中の日本人の意識と生活の記録「暗黒日記」】の45年元日のページに、「昨日から今晩にかけ三回空襲警報なる。…日本国民は、今、初めて『戦争』を体験している。戦争は、文化の母…、『百年戦争』だとかいって戦争を賛美してきたのは長いことだった。…戦争はそんなに游山に行くようなものなのか。それを今、彼らは味わっているのだ」(新聞引用/写真にUPして見ました。読みにくいとは存じますが…)その後に「沖縄以外の国内が戦場になったことなく、政府による情報統制、マスコミの迎合=国民は実情を知らされずに、圧倒的多数が戦争を指示していた。米軍の空襲に連日さらされやっと戦争について『リアル』な意識を持ち始めたが遅かった。」と清沢は批判した。アフガン、イラクでの戦争に対する日本人の意識に似通っているように私自身も含め感じます。…爆弾が落とされる下には…必ず普通の市民が暮らしている意識はあまりなく、ガンダムや、スターウォーズをみるが如くに感じていく。
NHKの中で、イラク戦争についていくべきか?と問うと、ばらばらな回答が来ると番組はいいます。目的があいまいなのだという事です。大義名分もなく、『誰の為のことかわからず』生活の為、母は、爆弾を作り、息子は戦地に行く。番組のシーンではそうでておりました。(これすら、私に取り正しい情報?わかりませんが)お母さんは、ほんとはサンタのぬいぐるみを作っていたほうがよい、ように言って今した。また軍事費が、連邦予算最大とも…=アメリカの市民のお話。我々は、この国に追従していくのが正しいことなのでしょうか?産業とは、経済基盤とは、公共事業とは…。
先日、マンションのことでも書きましたが、人の考え方の【マクロ】が【国】だとすれば、市民レベルが国を動かしていたのは歴史から見てもしかりだと感じます。知らない?とは、わからないことで=バーチャルでいかにシュミレートしても想像の域をでません。
【本日;21時10分】より【NHK/BS】でがまた後半が始まりますが、ここで考えなければいけないことは、全ての生きる人に優先することは『今生きている事、明日も生きて行ける事』でなければ全ては始まらないと思います。=全てに優先する。
民族派/一水会顧問;鈴木邦夫さんは、「日本では右翼団体より市民団、右派メディアの方が過激」と苦笑。=今、人口ほとんどが戦後世代で、政治家も我々も、戦争に対する正しい認識を欠いたまま戦争できる国を目指しているような不安を私も感じる。
20世紀はじめ「デンマーク/陸軍大将;フリッツ・フォルム」さんは、【戦争絶滅受合法案】の制定を働きかけたそうで、それは『戦争開始から10時間以内に国家の元首、その親族、首相、大臣、国会議員、高級公務員などを最前線に送り込む】と言う内容だそうでしたが=望み薄。(最近のアメリカ映画に出ていたシーンみたい)
『戦争は戦争の顔をしてこない』…、もう一度絵本【池田香代子、訳/戦争のつくりかた』を、WEBでお探しいただき、見ていただければとわたしも思います。
(一部新聞引用)
養老孟司さんの本に、『人を人称で考えるお話』が良く出ますが、まさに上記のことは、前提として『三人称』と考える人を戦争担当者(お互い戦わせる者とする)事ができ、『一、二人称』はそれに必ず参加することがない人の考える行為とも思えてならない。(もともとそう?)
真の幸せや平和は、身近なところから守ってゆくことだと感じます。=なくなる時は早いが、立ち直ることは大変です。私は、大変考えさせられました。