930179 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

ユニークフランクトランク

ユニークフランクトランク

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

カレンダー

カテゴリ

購入履歴

フリーページ

楽天カード

2011.09.13
XML
カテゴリ:読んだ本

ふとこんな動画を発見しました。

2011.9.11新宿反原発デモ 警察のすさまじい暴力・不当逮捕の瞬間

すさまじい暴力に不当逮捕?そうは感じませんでした。デモやるなら正式にきちんとやるべきですよね。「前へ進んで下さい」のしゃがれた警官の声を聞くと大変だなぁって思います。こうやって簡単に動画アップできる時代だから揚げ足取りする感じのものが出やすいし。この動画を見ると「デモ」っていうより若干暴徒化してない?みたいな。立ち止まる人いたら詰まるし交通渋滞も引き起こすし。どんな主張をする時でもマナーは守るべきだと思いますけどね。

 

では読んだ本の感想。

!ネタバレ注意です。未読の方は気を付けて下さい。


【送料無料】悪人

映画化されたんだっけ?返却図書のとこで見かけたので借りてみました。

けっこう長いけど読みやすい。で、長い割にそこまで面白いとは思えずふーんって感じでした。主人公(男性なのかな?画像右の金髪の人ね。)はなんだかものすごーく運が悪い人、って感じがしました。環境に恵まれず、かといって自発的にどこかで一旗揚げようって感じでもなく。無口で自己主張あまりせず、自分1人が我慢すればいい、みたいな。時々息抜きに出会い系で~といった感じ。

ひたすら運が悪かったんだと思うなー。出会った人は良い人も嫌な奴もいるけど、でもってその嫌な奴が一番悪くてむかつくんだけども。もっとどうにでも出来たよ-な。

ラストがちょっと盛り上がっただけに一番最後のそれぞれも感想(?)の部分がいまいちでした。皆煮え切らない感じで。今ってそんな感じなのかもしれないけれどねー。現代社会を上手に描いてるっちゃー描いてる。

私は一度読んだだけでもういいな、すっきりしない終わり方に感じたのであまり好きじゃない。興味ある方は読んでも損はないとは思います。(好みは別として~)

 

続いて。


【送料無料】ゴルゴタ

何気なく借りたこの本、すごく良かった!自分の中で最近の一番のヒット作!(宇江佐真理とかは別として~w)

自衛隊の先鋭軍の1人、真田聖人(主人公・男)が社会や政治等理不尽な扱いを受け立ちあがる話、とでも書けばいいかな。

最初、独白のような文章から始まります。これはラストに続く伏線のようなもの。最後まで読むと、一番最後に同じ文章が。作品を読み始める前と読み終えた後、同じ文章だけど受ける印象が全然違います。

麻薬を密売する北朝鮮軍隊が日本の海岸で帰りに座礁するところからはじまります。偶然見張りでまわってた日本の警官を殺してしまい、日本は自衛隊の精鋭軍を送りこみ、ひそやかにとある地域で戦争がはじまります。

その場は日本軍が北朝鮮軍を全滅させて作戦終了、それで終わるはずだったのに・・・・そこから物語は始まります。

主人公真田は北朝鮮軍を壊滅させた部隊の1人。指揮官につぐ地位をもって、現場で戦います。真田が望んだ戦いではないですが、真田はその現場指揮の指揮官ともいえる立場。北朝鮮軍からしたら一番の敵になるんでしょうね。

戦争を終え、自衛隊の日々にあるたまの休日に身重の妻がいる妻の実家に顔をだす。最先端で戦う身の真田には癒しともいえる日々を遅れるばしょ。妻のお腹にいる子供の性別もわかり(真田は楽しみにしておくため性別は聞かず)これからは家族が増えるという幸せをかみしめていた。

そこに訪れる悲劇。妻と妻の義母が殺害される。しかも少年たちの残虐な行為によって・・・遺体は痛めつけられた跡があり、身重の妻にいたっては耳が切り取られお腹を裂かれ胎児が取り出されていた。しかも性的暴行まで・・・

少年犯罪といえ、これだけ残虐な行為であれば、大人と同じように裁かれるはずだった。しかしなぜかそうはならず、家裁に送られ終わり。適切なさばきは受けられなかった。その背後には在日朝鮮人やその系列団体による大きな力が働いていた。また、少年たちのバックには大手消費者金融の社長、暴力団のトップ等、少年たちがつけあがれるだけの人物がいた。

罪は裁かれず、遺族の真田には民事訴訟しか打つ手は残っていなかった・・・また週刊誌等では真田の事件にかこつけて自衛隊批判までされ・・・

この世に正義はないのか、悪は裁かれないのか・・・

読みながら悶絶します。あまりにも悔しくて読んでるこちらが涙したほどです。

そんな社会に真田は復讐というお面を借りて社会に正義を問います。その戦いっぷりがカッコいい!すかっとします。お金をかけ、時間をかけ、手間もかけ、少しずつ事件は大きくなっていく。少年が凄まじい拷問にかけられ遺体となって発見される。殺害された少年の正体を明らかにするにつれ、過去の犯罪が明らかになり、犯人も特定される。そして背景も警察内部にて明らかになる。真田は被害者であり、どちらが正義か悪か、だんだんわからなくなってきます。

それでも社会的には少年たちは家裁にて少年法で裁かれ、一応少年院に入ることで刑を終え、彼らは加害者ではなく、一般市民として、今回の事件においては被害者として扱われる。過去の事件により、ターゲットが少年たちだとわかれば警察は威信をかけて保護をする。武器を持ち、技を持つ真田に対し、SATや機動隊を動かし、少年や少年の親を警察で保護する事になる。

少年たちがいかに悪い人間であろうが、個人的に死んでも構わないと思う人間だろうが、社会は少年を保護する事を求める。これが正義か?これは人として正しい行いなのか?はたしてこの図は合っているのか?

様々なものを問いかけられます。真田は自衛官であり、日本を守る盾となり、武器となる人間である。北朝鮮戦でも命をかけ戦った。しかし、それは報われず、身内が犯罪に合っても正当な裁判は行われなかった。日本を守った真田は日本国家に守られなかった。

なんなんでしょう、一体。日本と言う国はなんなんだ?!思わずそう考えてしまいます。悪を悪として捌かず、被害者を傷つけ、その悪に抵抗すれば被害者はあっという間に悪とされ、マスコミからバッシングを受ける。ろくに派軽も知らない輩が(少年法は守られるので。詳細は明かされない。)「悪を悪として被害者がさばきをすればそれはただ復讐となり、法治国家として成り立たない」とほざく。法律は真田を守らなかった。それどころかうち負かした。それもぼろぼろに。

理不尽です。本当に理不尽。でも今の日本はこうなんだ。法律というものは万全ではない。そこに人間の欲や政治的判断が加われば更に天秤は正確さを亡くして行く。

簡単ではないからこそ何度も読みました。何度も何度も。その度に受けるものは衝撃くらいなものでしたが。お勧めです。本が好きな方、好みが偏っていない方には是非読んで戴きたい。

あ、ついでに言えば、一番最後の最後の、古馬が怖かった~最後にゾクっとさせられました。

 

長くなったけどもう一冊~


【送料無料】新釈走れメロス

これ、面白かったです^m^笑える面白さ。表紙に「走れメロス」のイラストがブリーフなのですが、読めば謎が解けます(笑)声出して笑いました。これは読みやすく、過去の文豪の作品が感じられていいです。色んな人が勧める理由わかるわ~この人の本、また借りてこ~

 

「ゴルゴタ」ほんとーにお勧めなので是非。若干グロイけどね~






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2011.09.13 19:32:27
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.
X