芝居を見る
本日は人間座公演『貧乏物語』(作:井上ひさし)を観にいった。うちにも参加している汐未が出ているのだが、《UNI》とはまた違った面をみれるのでとても良い。率直に、凄いよかった。自分が今、同じころの芸術家を調べているせいもあるが、作品もとてもよく出来ている。女6人の芝居だけど、女ばかりって感じがしないのがとてもいい。女ばかりの芝居って特有の(私が感じるだけかもしれない空気)のものがあるので、あまり私は好きじゃないんですけど、この話は出てこない男の人たちがものすごく見えてくるために、男2人(+1人)、女6人の芝居のような感じがします。男の人たちの思想や行動から、客にはその時の世の中が見えてくるのです。女性たちの強さ、弱さが出ていて、笑うところあり、泣くところありのココロに響く作品になっていました。汐未も本当に良い演技で、言葉からココロがすーっと伝わってくる。この芝居の間も見ながらたくさんのことを考えた。久しぶりに脳みそが活性化した。言葉の二重性、芝居構造の二重性・・・。少しずつ次の作品の構想が見えてくる。朗読会のほうですが、意外に今回見た作品がいいヒントになりそうです。今、進めている方向性に、今回見た二重性のアプローチ・・・高度だけどチャレンジあるのみ。その前に、やはり思想や時代背景もしっかりチェックしておかないと。さ、本に埋もれましょう。