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カテゴリ:峰絵佳物語
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同じ内容をアップしています。 バイトを増やし、遊びにも行き、 家にいる時間を減らすものの、 そうなると、どんどん家にいるのが 嫌になっていった。 家にいる間中、暴力と暴言がやまない。 意地を張らずに、門限を守って帰る ようにしても、結局同じことが繰り返し行われる。 そんな毎日から、飛び出したくて 私なりにいろいろと考えた。 その時に思いついたのが、祖母だった。 「おばあちゃん、一人暮らしって寂しいかい?」 「う~・・慣れれば、気楽なもんだよ。」 「あのさ~、毎晩親から暴力を振るわれたり 暴言をはかれて、私の居場所がないんだ。 今までは、仕方なく我慢してたけど、もう~限界だよ。 どうしようかと考えていたんたけど・・。 おばあちゃんとこに置いてくれない?」 「まだ暴力を振るってんのか?」 「うん。両親揃って。それにバイト代から毎月3万円 払ってるんだよ。バイトを始めた時に、 今まで育ててやった分を返せって言ってね。 それで、ムカつくけど、生活させてやってるって 言われるのが嫌で、払うことにしたんだ。」 「そうか~。そんなことがあったのかい? なんでもっと早くに相談しなかったんだい?」 「だって、あの親達、おばあちゃんの言うこと聞かないじゃん。 それに、おばあちゃんも、頼りないし・・。」 「わかった。私が話しをしてやるから あんた、ここで生活するといいよ。」 「あの二人が、そう簡単に納得するかな???」 「大丈夫。お金の件もここでの生活も 私が話しをするから安心しな。」 「いつも頼りにならないおばあちゃんでも、 相談して良かったよ。じゃあ頼んだよ。」 「いつも頼りにならないから、こんなときくらい あんたを助けてやろうとしてんじゃないか。 でも、あんた強くなったね。」 「そうかな?でも、まだ辛いよ。」 「修行させて良かったよ。」 「・・ってゆうかさ~、出来の悪い息子に育てたの、 あんたじゃない?あんたがしっかり育ててたら あんな父親になってないよ。 何自分だけいいように言ってんのさ。」 「そういう考え方もある。 でも、これはあんたの修行なんだからしかたないよ。」 「オイオイ・・。ばあさん、あんたが原因作ってるって 私に責められても文句言えない立場なんだよ。 それ、わかってんのか??」 「今さら私を責めても、あの親父は良くならないって。 あんなバカになるとは思ってなかったよ。ほんと情けない。」 「あんたの育て方が悪いお陰で、孫の私はいい迷惑だよ。 息子が可愛いからって、なんでもしてやってきたから、 こんなことになったんだよ。 もっとさ~、親子の絆とか愛情とか、なんで教えなかったの? 可愛いだけで育てると、犬や猫と同じじゃんか。」 「だって、可愛いと思ってたんだからしかたない。 もう~諦めろ。昔のことは言うな。」 「ほんと、いい性格してるよな~。あんた絶対地獄行きだわ。」 「何言ってんだい。そうならないために、あんたを助けて いいこともしとこうと思ってんじゃないか。」 「(ーー;)計算かよ!ほんと、親父に似てるわ。」 「あの子と一緒にしないで欲しいね。」 「はいはい。どっちも似たようなもんだよ。」 あの親が、すんなり祖母の言葉をのむとは、 とても思えなかった。 とりあえず、祖母の働きかけを信じて しばらく様子を見ることにした。 ********************************************************* □初めてこのブログに起しいただいた方は、申し訳ありませんが、 『峰絵佳物語』からご覧下さい。m(__)m □鑑定のご用命はこちらでご案内しております。 ********************************************************* お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2006.01.13 19:54:27
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