キルスティンにあいたくて

2003/02/08(土)22:05

「アイズ・ワイド・シャット」(。 。;;

前からどんな作品なのか気になっていたけど観ないでしまっていた映画でした。トムとニコールの共演で話題になってましたけど…。実際に見終えてみて感じたことは「ふ、ふ、深いっっっ!!」「む、むずかしぃ~~~」…ということでした。一体、この映画を通して何が言いたいのか、最終的なテーマをしっかりと見出すことができず、「えっ、えっ、どういうこと!?」ってかなり自問してしまいました。ただ、難しいんですが、すごいと思ったことは、映画から目を離せない展開、ってことです。次に何がおこるんだろう、次のショットは誰だろう、どんな表情するんだろう、どういう意味だろう…。ひたすら考えさせられました。そして、伏線らしきものがたっくさんはってあるのです!私自身では、その伏線の意図をしっかり理解できなかったんですが(汗)それから、これはいろんな人が言っていることですが、とにかく映像がキレイだった!荘厳で迫力があって、本当に細部の細部までこだわっているんだなぁと。そして、観終わった後一体この作品は何を言いたいのかが気になってしょうがなかったので、ネットで色んな批評や感想を読みあさりました。そういうのを見てみると、色んな人がそれぞれ自分なりの解釈をしているんだな、ってことがすっごくわかりました。キューブリック監督が、自らこの作品を「自分の作品における最高傑作だ」って述べたそうなんですけど、それにものすごく納得している人もいれば、「どこが最高傑作!?」って反論している人もいて…。私的には、(他のキューブリック作品をちゃんと見ていないので、エライことは全然言えないのですが)スゴイ作品だ!!と思いました。緻密に計画され、構成された深い作品で「芸術」という言葉がぴったりだと、感じました。つい先日はデヴィッド・リンチ監督の「マルホランド・ドライブ」を観て、その芸術的すばらしさに度肝を抜かれたのですが、キューブリック監督にも同じように感動しました。もっとキューブリック監督の作品をしっかり観ていこうと思います。

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