2006/12/14(木)08:31
ちょっと気になる脳のお話~オマケ
脳はマンネリを嫌う・・・・・そうです。これもネズミを使った実験結果らしいのですが、環境が変わらない状態では脳の活動が著しく低下するようです。
極論すると、脳は常に不安な状況の中で活発に活動するってことになります。
不安定だから思考して、変化を求めていくってことですか。
なんとなく解るような気がしますね。閉ざされたプールの中にネズミを放り込んで(酷いことするなぁ)、そのままの状態で放置しておくと、はじめのうちは一生懸命泳いでいたネズミも次第に泳ぐことを止めてしまうそうです。ところがこれに薬物を注入して、脳に不安定な状況を認知させると、出口のないプールの中でも泳ぎ続けたということです。(あ~、なんだか自分を見ているようだ)これって人間の実生活にも当てはまりますよね。閉塞した世界の中でギブアップしちゃった人と、それでもがむしゃらに動き回る人。ただ、肝心なことは、マンネリは思考停止を生み出すってことでしょうか。
ところが、人間って、結構このマンネリを求めていたりするんですよね。
いわゆるパターンっていうやつですか。
生産工場のようなラインの仕事みたいな流れ作業というか、繰り返し動作は、実は人にとって非常に楽なんですよね。ものを考えずに体を動かしているだけだから。でもって、人間は基本的にこの反復的動作、パターンを作るのが上手いというか、なんでもパターンにしてしまいますね。
通勤通学路、日課、日記、晩酌(笑)、ステップ(爆!
なんだか人間の本能のように思えます。
自分の行動やまわりのものをすべてパターンの中に取り込んでいく。
でも逆に、そんなパターンをぶっ壊す快感っていうのもありますよね。ある日、ブチギレして会社を辞めるとか、突然とんでもない所に旅立つとか、溜め込んだ貯金をドカーンと使って衝動買いするとか。
でも、これってもしかして、この快感を味わいたいがためにコツコツとパターンを積み上げているのかもしれませんね。
ただね、このぶっ壊し方もいろいろあって、「死」という壊し方で「生」を自ら終了させちゃうってのはちょっと問題ですよね。
私は死んだことがないのでわかりませんが、ひょっとして快感?みたいに思ってる人もいるかもしれませんね。でも、「死なない人はいない」というお約束の下に、みんな生活をしているのですから、何も自分で自分を消滅させることもないと思います。
ひょっとして快感?と考えたとしても、一か八かの賭けですから、外れたら取り返しのつかないことになりますね。まあ、こんなことを言ったところで、道楽親爺の単なる気休めにしかならないかもしれませんが、ひとつのパターンの中で人生を考えるから行き詰ってしまうので、どうせ死ぬつもりなら、一度デタラメなことをしてみるのもアリかもしれません。だからって、殺人とか暴力とかはいけません。これは当然のことです。ただ、人に迷惑をかけるとか、心配をかけるとか考えて命を絶とうと思う場合は、自殺の後始末をする人も大変な迷惑ですので、そこらへんのことも良く考えましょう。ということで、こんな道楽者のブログを見ている人に、そんな切羽詰った人がいるわけないでしょうから(笑)、釈迦に説法のような気もしますが、せっかくこんなムチャクチャな時代に生まれたんですから、逆にこのデタラメさとかいいかげんさをもっともっと楽しみましょうよ。みんなで開き直れば怖くないし、ひょっとして新しい出口が見つかるかもしれませんよ。(でも、現実の生活は苦しいよね~爆!)