2歳半のリトル・ひいさまは内弁慶。
間違いなく、ひいちゃん譲りです。
アカン!
ちゃうッ!!
もう、やめてッ!!!
家では、びっくりするくらいハッキリものを言います。
特に否定形の活用を得意とします。
じいじ、コケたなぁ。
お部屋で、おしっこ、出たなぁ。
ばあば、ゲームしてたなぁ。
お菓子、食べたなぁ。
告げ口までしてくれます。
とにかく、
家にいるときは、絶えず、なんかしゃべってます。
セキセイインコみたいです。
明らかに、ダーリン譲りです。
それやのに、いざ外に出ると、びっくりするくらいヘタレです。
保育所の面談で、
うちの子、いちびりで、よぉしゃべるでしょう!
言うたら、先生、
へ? 全然、おとなしいですよ!
...そうなの?
まぁ、保育所で、
我が家の秘め事をべらべらしゃべられても困るんで、
それはそれで助かるんですが。
ちなみに、リトル・ひいさまが初めて発した言葉は、
「アカン」でした...
「パパ」よりも「ママ」よりも、
「アンパンマン」のほうが先でした...
かなりな勢いで、ショックでした...
さて、ひいちゃんの内弁慶は、
長年の生育環境により培われたモノなので、
たぶんもう治りません。
少なくとも、ダーリンと一緒にいる限りは、
絶対に治りません。
お外に食事に行って、
オーダーを取りに来てくれたおねえさんに、
ひいちゃんが直接お言葉を差し上げることは、
まずあり得ません。
ダーリン、ひいちゃん、これとこれ。
真横にいるおねえさんは無視して、
向かい側にいるダーリンにオーダーします。
しかる後、ダーリンがおねえさんにオーダーします。
倍の時間がかかるので、
おねえさん、ちょっとイラっとしてます。
お姉さんが去った後で、
ダーリン、生ビール、言うてくれた?
あ、忘れてた!!
もうッ!! 肝心なの忘れたらアカンやんッ!!
はよッ! ピンコン押したるから、はよゆうてッ!!
ダーリンにはエラそうにモノが言えます。
典型的な内弁慶です。
それでも、
ダーリンは、ほくそえみます。
ひいちゃんをあまあまのレロレロにして、
オレがおらんなったら生きていかれへんようにしたんねん!!
...思うツボでございます。