セイヤのblog

2010/09/03(金)15:57

不毛な代表選 忍び寄る日本の危機

政治(149)

代表選での当事者二人、周辺の議員達の論戦論評は、余りにも低次元、認識不足でうんざりする。 私は絶望的であった自民党政治から変革されて行くであろう先行きに、未だに微かな望みは持ってはいるので民主党に加担している事を公言しているが、この代表選が国民への求心力を失わせる不毛な内輪揉めである事は私の立場でもわかる。 一つでもいいから、自分が解決できる長期的に日本国が抱えている政治課題への具体的な方法を語る以外に何処に一国の代表としての差別化を図るものがあるのか? 例えば四面楚歌の普天間問題は過去の日本の「負の遺産」だが、それを現実的、肯定的、発展的に継承していく具体案は考えていれば出てくると思う。 今頃に「知恵を出し合って云々」という小沢の台詞も、「日米合意」だけを笠に着る菅の発言も愚かとしか言いようが無い。   現在、国家・行政が取り組まなければいけない事など誰もが解かっている事だ。それを並べ立てて「何とかしなければいけない」といい続けているだけの存在が日本の国政政治家の特徴かもしれない。認識不足、勉強不足、経験不足故に場当たり的な政治行動しかとれないのだろう。ドブ板的に当面の問題に対応していく手法は市会・県会議員クラスのものだ。長らく地元地域・特定団体への利益誘導に身を費やしてきた日本の国会議員は、地方議員の親玉の様な仕事が染み付いてしまっている。その典型的な代表が政局の専門家となってしまった小沢一郎であると私は思っている。  だから一先ず「菅でいい」のだ。 実際には菅も小沢もどちらもカラッポだが、小沢に擦り寄る政治家達よりは、菅を支えるグループの方が将来国家・国民の為に働ける人材が多いと私は認識している。   こんな茶番はサッサと切り上げて、政治課題に邁進して欲しい。 少し外に目を向ければ、日本のCDSが高騰しているのに円高が進んでいるという状況がある。これは明らかに国際社会が人為的に日本潰しを画策・・・そこまで言わなくても日本が破綻する可能性を容認する方向性を表明しているに等しいのだ。日本に未曾有の危機が迫ろうとしている。 政治家が内輪揉めしている時間も、国民が平和ボケしている猶予も我が日本国には無いハズだ。 

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