ズバり!な肌色の研究かも~☆肌色の研究かも今回はテクスチャ技術がダメダメなkamoの苦肉の決断・・ テクスチャなしで、人肌表現にチャレンジかも。 とりあえずグラビア雑誌のCD-ROM写真から女性の肌色 統計を取って肌色のRGB標準値を調べる事に。 統計の前提(考え方)みたいなもの ‥‥……━ ・CD-ROM写真は全年齢もので撮影技術の高いものを選別 ・フィルムスキャナを使っていそうな時代のにする ・屋外写真で、日中&晴天時のものに限る ・逆光の写真はさける ・化粧の影響がある顔の肌色は拾わない ‥‥……━ 手順としてはCD-ROM写真をフォトショでフィルタ加工して ハイライト部、中間調部、シャドウ部の肌色を拾っていく。 フィルタは「ノイズ(明るさの中間値)」、値は半径10pixels。 こうすると平均値がより拾いやすくなるかも。 ![]() (1)~(3)がほぼ順光のもの。(4)~(11)は斜光or側光のもの。 屋外写真は順光って好まれないんだな~とか変なとこに関心。 肌色のRGB値
肌色の標準RGB値
‥‥……━中間まとめ この結果から読みとれる事は、シャドウ部が思ったより明るい という事と、赤成分がかなり入ってるって事。 シャドウ部は青の2倍弱の赤みがあって、中間値の割合より かなり多い事から、若干の赤発光が認められる。 たぶん人は不透明ではなく、赤い血肉の入った限りなく不透明 に近い半透明体って事だと思う。 当然、Shadeで赤い血肉なんて再現出来ないので「血肉を透過 する=赤く発光している」と解釈して、シャドウ部は発光設定で 調整する事とする。 肌色設定について 確定した肌色の標準値を元に、Shadeで生成したオブジェクト のハイライト部、中間調部、シャドウ部それぞれが、標準値に なるよう基本色(肌色)と発光色(赤色)を調整していくよ。 ここでは表面材質として肌色標準を確定させるのが狙い。 設定の前提(考え方)みたいなもの ‥‥……━ ・テクスチャを使わない ・バンプマッピングを使わない ・実験に使用する光源の環境光はデフォルトの0.2 ・光源はトータルでデフォルトの1.0プラマイ20%前後とする ・基本色(肌色)と発光色(赤色)だけで調整する ・レンダリング後のハイライト、シャドウ部でのRGBの割合が 統計の近似値になるようにする ‥‥……━ 色以外の基本設定はこんな感じ。 ![]() この設定も紆余曲折を経た値で、主に皮膚の光り具合を 追い込んでる設定かも。 「発光色」は真っ赤。 以前はサーモンみたいな色を設定してたんだけど、それだと シャドウの赤みが全く足りない事が判明した為の判断。 まず「肌色標準」をそのまま使用してみる。 ![]() 案の定、かなり暗くなったかも。 測定以前の問題・・ 少しずつ設定色を明るくしながら、生成後の色をひらう。 表は、左が設定値で右が生成結果かも☆
結果、肌色標準はこんな感じになったよ。 ![]() 肌色標準の設定RGB値
RGB値の比較
中間調値は完璧に合ってるかも。 シャドウ部はRGB値の割合が比較的近いので、ここで妥協。 この設定だとこれ以上赤みを増やせないし、仕方なし。 ハイライトは光源色次第なので、あまり気にしていないよ。 これをHIMEに適用してみたかも。 新-旧を比較した画像はこれ。 ![]() 「OLD」・・今まで使ってきたHIMEの肌色を含む表面材質Ver. 「仮設定」・・色以外の基本設定を決めた直後の状態。 「最新☆」・・仮設定の値のまま、色+発光色を見直したもの。 ちょっと、HIMEのイメージより白すぎる気がする(--;) 顔に朱が入ってないせいもあるかも知れない。 生成してみると、顔アップは「仮設定」が自然で、引き絵だと 「最新☆」が自然になるよ。 たぶん実際の人物は顔に「仮設定」値くらいの朱が適度に 入る事で、より人っぽい生き生きした絵になるんだろう とか思う・・。 ‥‥……━結論みたいなもの 写真と全く同じ「肌色標準」を適用すると、より自然になる と思ってたけれど、結果は生気の足りない感じに・・ やっぱテクスチャ無しで人肌再現ってのは限界があるようで、 赤みというか肌のムラみたいなものは人物の認知には必要 なものだという事が判ったかも。 ただ今回ニュートラルな肌色が確定出来たので、この肌色を ベースにこれからも肌設定の工夫を続けたいと思う。 ジャンル別一覧
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