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カテゴリ:家族
数日前、NHKのクローズアップ現代で、
「学位売買」についての特集をしていた。 何十万というお金を積んで、MBAとか博士号とかの学位を 売買するという不当なビジネスが横行しているのだそうだ。 以下、NHKのサイトよりコピペ。 ======= 5月10日(火)放送 追跡 学位売買 「金さえ払えば、誰でも簡単に博士号が入手できる」そんなEメールが今、日本のビジネスマンのもとに大量に送りつけられている。実際にキャンパスもなければ、講義もなく、学生もいない、名前だけの大学が、"学位工場"として学位を乱発、そんな違法すれすれのビジネスが波紋を呼んでいる。アメリカでは学位を買った人が政府の要職についていたことが発覚、スキャンダルにまでなった。今回、"学位工場"をアメリカで追跡取材、学位工場の実態を明らかにすると同時に、その摘発の難しさを浮き彫りにする。 ======= そういえば、Uoo家のパソコンにも毎日何十通という スパムメールが来るけど、その3~4割は、それ系の勧誘だと思う。 しっかりと読んだことはないが・・・(即削除してるので) 学歴が欲しい、タイトルが欲しいという人の気持ちは 良く分かるなあ。 Uooは本当は大学で勉強したかったけど、 学力がなくて、受験を諦めた。 高校は、せっかく頑張って入学した地元の進学校だったから、 そこで落ちこぼれてしまった娘に両親はさぞ落胆したと思う。 大学受験を初めから諦め、 簡単な試験で入れる、キリスト教系の英語専門学校に入学した。 その学校生活の中で、いつしか導かれて 教会に通うようになった。 ピアノは幼い頃から大人になってからもずっと習い続けていたけど、 音楽大学で学んだことはない。 そんな自分が、ピアノの先生としてやっていてもいいのかなあと、 何度も自分自身に問いかけてきた。 (ヤマハの講師資格はもってるけどね) 受験を諦めてしまったあの時の自分のことを 何度も悔やんできた。 でも、いつしか、そんなことはどうでもいいことのように 思えるようになった。 そう思えるようになった、一番の大きなきっかけは 父の存在だったと思う。 父は、農業高校を卒業した後、短大で学び、その後 何年か運送会社で勤めた。 実家のある岐阜へ戻ってきてからは、地元の造園会社で 営業の仕事をしてきた。今もその会社でお世話になっている。 父の勤める会社の働きの一つに、 天然記念物指定の樹木のケアというのがある。 会社の近くには、淡墨桜という、樹齢1500年といわれる桜があり、 村、県をあげて、この桜の保存に全力をあげている。 父は10年前に、樹木医の資格をとった。 それからは、木のお医者さんとして、大学の教授らと共に 淡墨やその他、県下の有名な樹木のケアをしている。 いわゆる、大学卒という学歴のない父が、 「医者」というタイトルをいただいた、ということ。 これは、私にとって大きな励ましだった。 農学部の学生で、樹木医志望の若者たちが、父を慕って 会社へ入社希望してくるという。 そんな父には全く及ばないUooだけど、 大切なのは、学歴とかタイトルじゃない、ということを 深く教えてもらったんだと思う。 大切なのは、その人がならせる「実」が どのようなものであるか、なのだ。 よい実をならせる人、教師となりたい。 「らみいで学ぶ子は、みんな音楽が大好きで、 ピアノが自然に上手になる」、と 評判になるような、そんな教室になりたいと願う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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