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2011.05.29
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カテゴリ:無線機器
 TS-440に内蔵したチューニングインジケータをしばらく使っていて、ゼロインを検出する周波数が少しドリフトすることに気がつきました。

 朝電源を入れる前の完全に冷えた状態と、送信を繰り返して冷却ファンが回るほど温度が上がった状態で比べると、50Hzほど、設定が800Hzですから割合にして6%以上も変動していました。 古い機種でも無線機の周波数ドリフトが10%程度なので、AF周波数で%オーダーの変動などあるはずがない、と漠然と考えていたのは誤りだったようです。

 LM567のロック周波数を決めているのは外付けのR,Cです。調べてみると、抵抗の温度変動は小さそうですが、コンデンサ、特に電解コンデンサは最も温度変動による特性変化が大きく、数十度の温度変化で10%程度の容量変動があるようです。このインジケータの設計Cは0.47μFとしましたが、440に組み込んだものは、コンデンサとして手持ちの1μFのアルミ電解コンデンサを二個直列にして組んでいました。

 今思えば、一番大事な動作周波数を決める部品に電解コンデンサを使うとはセンスがないというほかありません、hi.サービスマニュアルによればFT-1021ではフィルムコンデンサを使っているようなので、TS-440のコンデンサも同種のものに変更したところ、冷間と暖機後でインジケータの動作周波数の変化はリグの周波数表示分解能である10Hz程度以下と、ほとんどなくなりました。

 ちょっとした工作でも勉強になります。





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最終更新日  2011.05.29 16:45:39
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