I dream

2004/07/15(木)21:15

今日の激しい雨で「自転車泥棒」を思い出した。

 エマーソン・レイク&パーマーの予定でしたが、気まぐれな私は予定変更。映画「自転車泥棒」ご覧になった事ありますか。あの涙無しには見られない「ひまわり」を製作したビットリオ・デ・シーカ監督作品。あの頃のイタリア映画のネオリアリズム。「鉄道員」とか「禁じられた遊び」、「汚れなき悪戯」、「道」。日本人も泣かせられる映画ばかり。どれも子役が良いですね。失業中の父親がやっと職を手にしたとたん大事な自転車を盗まれる。その自転車を探し回り、土砂降りの雨の中、疲れ果てる親子。そして、つい他人の自転車を盗み、捕まり・・・。 セットを一切使わず、また主人公親子は、俳優としてはまったくの素人。すばらしい映画です。父親と息子がお互いを見つめる眼差し。泣ける・・・。侘しい、せつない。小津安二郎の世界に少し似てるかな。今の日本人が、忘れかけた「恥」「情愛」「人生への真摯な気持ち」。レンタル屋に有ったら是非、借りてみてください。

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