2007/09/29(土)23:03
ブレイブ・ストーリー
言わずと知れた宮部みゆきさんの小説です。
以前にアニメ映画をテレビでやっていたのから興味を持って読みました。
で、先日ようやく読み終わりました。
個人的に映画を見て→小説を読むで多分よかったなぁと思いました。
どうしてもあの長い小説を見てから映画を見たら色々と不満が出てきそうでした。
映画は時間制限があるから仕方ないんですけどね。
でもあれはあれで好きかも。
ジュブナイルみたいなもの、と思ったらある意味大間違いでした。
大人になってしまった人のためのジュブナイルですね。
結構生々しいシーン多いし。
自分の身の上に起きた不幸な運命を変えるために幻界を旅するワタルが、色々なことを経て何を本当に変えたいかを出した結論は、大人にも当てはまることだと思います。
本当に変えるべきもの。
これに共感出来るか、反発するかによってその人の行き方が見えてくるかもしれません。
ちなみに私はワタルの出した答えに共感しました。
で、自分もそうなるべく行動を改めてし始めました。
ただ子供でなくいい年をした大人のために、柔軟性に欠けるし、色々な手助けが必要だったりしますけどね。
余分な話ですが、このブレイブ・ストーリーは図書館で本を読んだのですが、愛蔵版の1冊に、何ページかごとに誰かが25センチくらいの太目の黒い髪の毛を挟んでいてちょっと不気味でした。
途中で気付いて、この本以外を読んだんですけどね。
いたずらなのか呪いなのか。
やる人の気が知れませんが…。
基本的にさわやかな読後感です。
今は文庫版(通常の角川文庫(上・中・下巻の3冊)とスニーカー文庫(1~4巻)2種類あります)も出てますので、スペースに余裕のない方はそちらをどうぞ。