2009/03/22(日)21:12
ただの物語・断片2
先日のドラゴン生態学と同じ時に出てきた話。
こちらが本当は先でした。
まあ、でも本当にさらっと流してくださいね!!
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「エル・フィン!」
呼ばれてオレは振り返った。
校舎の方からオレに向かって幼馴染が駆けてきた。
赤いふわふわ巻き毛をあごの下できれいに揃えて、青緑色の目をした彼女は相変わらずキラキラと輝いて見えた。
この幼馴染は昔から魂が光り輝いていて、それがそのまま外見に出たような子だったが、最近はさらにその力がましたようだった。
「エル・フィンは結局、専門分野は何にしたの?」
彼女はおれに並ぶと興味深々に訪ねた。
「オレ?惑星生育学だけど?」
「惑星生育学?」
不思議そうに彼女はオレを見た。
「なに?」
「意外だった。エル・フィンのことだから、てっきりエネルギー生命体育成学の方だと思ったのに…」
オレは逆になぜ彼女がそんな風に思ったのかが不思議だった。
「ほら、ドラゴン好きでしょ?だからよりそちらの方に行くのかと思って…」
「ああ、そういうことね。
確かにドラゴンは好きだけど、そういう方面での適性は無いからね。より適性に合う方を選択しただけ」
「ふーん…」
彼女はどこか不満げだった。
だが自分にはわかっていた。
エネルギー生命体を育てる適性は無いということをいやというほど。
「で、*****はどうしたの?」
「私?私はエネルギー調整学にしたよ」
「うん、向いていると思う」
実際に彼女ほどエネルギーを易々と扱うものを見たことがなかった。
でも彼女の場合、人間や地域というよりもっと大きなエネルギーを扱うことになる予感がしていた。
「よお、エル・フィン。担任が探していたぞ。
お前まだ来月からの***の実習に行く日程を出してないんだって?おかげで調整が出来ないって泣いてたぞ」
別の級友に声をかけられて、オレは(しまった)と思った。
とりあえずの日程は組んであるから、後は提出して微調整を受けるだけになっていた。
でも実際にあまり行く気にはなれなかった。
まだ出会うには当分かかる気がしていたから。
でも取り合えずに日程を出さなきゃいけないんのも分かっていた。
「じゃあ、また」
幼馴染に挨拶して、俺は教員棟を目指した。
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この話の過程であの授業がかぶって出てきたんですね~。
ちなみに幼馴染の彼女はあくまで幼馴染です。
名前もちゃんとありました。
熱が下がったら忘れました☆
ま、今まだ書くな!ということでしょうね。
他に授業の「***」つーのは今の概念で当てはまるのがちょっとわかんなかったので、とりあえず伏字。
強いて言うなら「パートナーのドラゴンを見つけるためにお見合いに行こう」になるのかな?
(本当にそれでいいのかもちょっと不明)
まあ、本当に勝手にできた「お話」ですので突っ込みはナシでお願いします。