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知床、ウトロ。
北海道の中でも道東と呼ばれるその先にある知床半島。 毎年この時期には遠く、アムール川からの贈り物、流氷が届く。 海水は塩分が入っているため0度では凍らない。 -2度で凍り始める。 冷蔵庫や水道水よりも冷たい水の世界。 そこは今まで想像してた世界よりずっとずっと生き物の影が多い世界だった。 エントリーするとすぐにクリオネ(ハダカカメガイ)がいた。 羽を羽ばたかせ、マイペースで泳いでいる。どこへ向かうわけでもなく、当てもなく、羽ばたかせてるようにしか見えない。 たまに、疲れたのか動かなくなったり、あわてて泳ぎだしたり。。。 他にも漂っている生物が多い。 巻貝のような殻を持ったやつや、ウミウシ、エビ、クラゲ、ヤムシという透明な綺麗な生物。。。 目を水底に移すと赤、白、オレンジのイソギンチャクたち。 隙間にはヒトデ類が重なり合っている。 カジカの仲間が多く、岩のような体色でジーっとしてる。 顔には被弁があり、うまくカモフラージュされていて、ぱっと見では気がつかない。 細長い魚や緑色のエビ、花咲ガニや知らないカニ。それから有名なエゾバフンウニ。。。 たくさんだ。 こんなにも生物があふれているとは、正直思っていなかった。 下から見上げる流氷は光と影がグラデーションになっていて、とても神秘的。 上から見た流氷は氷のボコボコが続いている、氷原で、まさかその下にこんな世界があるとは、潜ってみないとわからないだろう。 潜れてとってもうれしかった。 初めての世界に感動した。そして、自分の力ではどうしようもない、自然の力がすごく働いているのを肌で感じることができた。 ほんとに、覗いただけ。 でも、うれしかった。 また潜って見たい。 そう思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Mar 1, 2006 11:33:28 PM
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