月香が思うスピリチュアルな幸せ

2013/12/24(火)16:44

蘇民将来

スピリチュアル(61)

伊勢地方に行くと家の軒先に、 『蘇民将来子孫家門(そみんしょうらいしそんかもん)』と書かれた注連縄などの 門符(もんぷ)を目にすることがよくあります。 はじめて目にしたときは、年末だったので、 もうお正月の準備が始まっているのかな・・・と思ったのですが、 後で聞いてみると、一年中お飾りされているようです。 蘇民将来には、島根などいくつかの伝承地があるようですが、 伊勢の二見町もその1つです。 先日も、伊勢観光案内人の宮本さんに木札をいただきました。 その資料から。 ◆蘇民将来 松下社(二見町)に伝わる民話 牛頭天王(こずてんのう)が、この地を通った時暴風雨にあい、 立派な家の長者蘇民巨旦(こたん)に、一夜の宿を頼んだところ、 貧しい身なりのため、断られてしまう。 ※牛頭天王は、スサノオノミコトとも云われています。 困り果てた牛頭天王は、弟の将来のところへ行くと、 貧しいながらも快く招き入れ、親切にもてなす。 牛頭天王は、とても感激して 『後の世に疫病あらば、汝、蘇民将来の子孫と伝いて、   芽の輪を持ちて腰に付けたる人は免れなむ』    と言い残して行った。 以来、蘇民家は疫病が流行っても免れ、代々栄えた。 そのことから、 魔よけとして蘇民将来子孫家門と書かれた木札を注連縄に付け 幸福を願っているそうです。 私が宮本さんからいただいた木札の裏側を見ると ドーマン、セーマンのマークが。 星型の印セーマンは一筆書きで元に戻れる、 格子のドーマンは多くの目で見張るとされています。 その上に書いてある「急々如律令」は、 もともとは古代中国の法律などで使用されていたようですが、 道教や陰陽師なども良く使っていたようです。 「至急このとおりにしなさい」ぐらいの感じかな。 パワースポットの石神さん、 海女が見つける魔よけのマークとしても 有名になりました。 幸せの願い方も色々ありますね。 今年もたくさんの出来事がありました。 一年も、もうすぐ終わろうとしていますが 有難いことになんとか無事に過ごせそうです。 来年もみなさんにとって、良い一年でありますように。 みなさんの幸せを願って。

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