2008/12/12(金)17:21
ぶーにゃん、その猫生~
TOPページに、新しいちまの写真を入れてみました
一昨日、知り合いのお宅にちまと一緒にお邪魔して、
そこに訪問していた別の方が写してくれたの~。
なんかとっても、良い写りだとおもいません~?(親ばか
他にもこんなのも…。
ここのお宅では元々4頭のわんを多頭飼いしていたんですが、
2頭がこの夏に、2ヶ月位の間しか空けずに亡くなってしまったんです。
でもそんな風に常にわんこがたくさんいるので、
わんこ飼ってる人は、ぜひ連れてきて~って言ってくださるの。
いつもお留守番のちまだけど、こちらへは2度目の訪問です。
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昨晩は、友人宅にぶーにゃんのお参りに行きました。
ぶーにゃんの懐かしい話をたくさんして、
(もう20年以上前の話なもんで、皆も記憶が微妙になりながら)
泣き笑い状態でした~。
以下、ぶーにゃんの猫生について
ぶーにゃんを拾った親戚のお兄ちゃん、
そういえば転勤前の少しの間、友人宅に居候をしてたんですよ。
その時に、ぶーにゃんは一緒に友人宅に来たんです。
友人は、猫見ちゃうと欲しくなっちゃうから、
「私は絶対見ないから!見せないで!」
って言ってたんだけど、見せるどころか、
ぶーにゃんはお兄ちゃんの部屋から出てくる事なんて無く、
友人がたまたま用事でその部屋に足を踏み入れても、
物陰に隠れて絶対出てこず、この部屋に猫なんていない状態(笑
お兄ちゃんがぶーにゃんを呼ぶと、
「にゃぁおぅ~」と返事をするのに、他の誰が呼んでも絶対返事なんてしませんでした。
ぶーにゃんは、お兄ちゃん命だったのよね。
なにせ命の恩人だし。
そんな状態なので、友人宅に訪問しても、
私もしばらくぶーにゃんには会えませんでした。
そのうちお兄ちゃんの転勤が決まり、ペット可の部屋がなかなか見つからず、
見つかるまで預かって欲しいと言われたんですが、
友人は、預かりたくはなかったようです。
こんな愛想無しのにゃん(笑)だけど、飼えば手放せなくなっちゃうし…。
とはいえ、お兄ちゃんは引き取れないで、そのまま家で飼う事になりそうだよねと、
友人とママは言ってたけどね。
一応当初はお兄ちゃんも、いつかは自分のところで…とは思っていたようです。
ある日、友人は風邪をひいて寝込んでしまいました。
お兄ちゃんの部屋と友人の部屋は、襖をはさんで隣だったんですが、
襖が少し開いてたそうなんです。
高熱にうなされて、うーうー言ってる友人。
そこに、あんなにお兄ちゃん以外の人をシャットアウトしてたぶーにゃんが、
友人の胸に乗っかって、見守ってくれてたらしいんです。
…胸の上に乗ってたら苦しそうだけど(笑)、
友人は、ぶーにゃんが看病してくれたと思い、
ぶーにゃんを絶対手放さないと決意したようです。
転勤になったお兄ちゃんは、ペット可の部屋を見つけるどころか、
パタパタと結婚する事になって、尚更猫を引き取れない状況に
結局ぶーにゃんは、晴れて友人宅のにゃんこになったわけです。
でも、お兄ちゃんにしか心を開いてなかったぶーにゃん。
看病したとはいえ、友人にくっついたのもその時だけ。
呼んでも返事はしないし、いつもどこかに隠れています。
なのに、2,3年ぶりに友人宅を訪れたお兄ちゃんの呼びかけには、
なんとも嬉しそうに、「にゃぁぉぅ~」とお返事。
その時は、ふつふつと嫉妬の炎が友人の心に燃え上がったのでした…(笑
友人宅は、1階がそば屋(ママがやってました)、
2階がリビングと続きの和室(ママの寝室)、3階が友人と妹のそれぞれの部屋でしたが、
私が遊びに行った時は、大抵はリビングで友人と話していました。
ぶーにゃんはお客さんが来ても、3階からなかなか降りてこないし、
リビングに現れても、訪問者の事はチラ見するだけで、
ダイニングチェアの下やテーブルの下に隠れて丸まってるだけでした。
触ろうと手を伸ばしたり、ちょっとでも触れたりしたら、
たちまた逃げて、振り向き様にガン見されたりして、
あ、怒ってる~って感じ(笑
だいたいぶーにゃんは、飼い主である友人やママや妹にでも、
膝の上に乗ったり抱かれたりとか、絶対しないにゃんこ。
当時ぶーにゃんを抱き上げられるのは、
ほぼ毎日家に来る唯一友人の彼氏(今の旦那さん)だけで、
それも下に降ろされると、
「まったく冗談じゃないわっっ」
と、逃げて隠れちゃってましたからねぇ~(笑
そんな状況だったのが、ある時私が友人宅を訪問すると、
リビングにいたぶーにゃんが私の足元に寄って来て、
尻尾をくにゃりと曲げ、自分から私に触れたんです~
尻尾だけでね(笑
これ以降、私が行くと、毎回尻尾で歓迎してくれるようになりました。
更に時間が経つと
「にゃぁん~(いらっしゃい~)」
と、お言葉つきになり、やがて体をすりつけてくれるように~
それでも、こっちから手を伸ばされると嫌みたいだったけど…(笑
数年経ち、友人と彼氏は結婚しましたが、職場の社宅に入居した友人は、
ペット不可だったため、始めはぶーにゃんを連れて行く事はできなかったので、
ぶーにゃんは、ママと妹とそのまま実家で暮らしていました。
私もしばらくは、ぶーにゃんと会う事なく過ごしていました。
でも社宅は古かったので、もう新しい人を受け入れない事になってからは、
ぶーにゃんも社宅で暮らしていたと思います。
そのうち友人夫婦が家を建て、新しい家にぶーにゃん共々引越しました。
抱っこ嫌いなぶーにゃんだけど、友人の娘には、
しょうがなく抱っこされるんですよ。
クールなにゃんだから、子供は苦手なんだと思うけど、
友人の子供のちょっかいには、迷惑そうにしながらも
「しゃーないな」
って感じでされるがままです。
ぶーにゃんも大人になったのね~(爆
新しい家になってしばらくして、娘も大きくなったので、友人も仕事を始めました。
今までは一人きりのお留守番なんてそうそう無かったぶーにゃんだけど、
段々お留守番の時間が増えていきました。
友人の新居は2階がリビングなので、
普段は2階や更に上のロフトチックな3階で過ごしてるぶーにゃん。
旦那さんと娘ちゃんが出かけた後、友人がキッチンで後片付けとかをしてた時の事。
洗物とかが終わり、たまたま静かな作業をしていたら、
ロフトに上がって寝てたであろうぶーにゃんが玄関に降りていき、
扉に向かって
「がぁお、がぁお」と鳴き出したそうなんです。
「にゃお」じゃなくて「がぁお」。
どうしたのかと思って、階段の上からぶーにゃんに話しかけました。
「どしたの?ぶーにゃん?」
ぶーにゃん、階段下(降りたらすぐに玄関です)でくるっと振り向き、
びっくりして目をまん丸にして、
「あんた、居たのねっ!」
って感じでリビングに上がってきて友人の横をすり抜け、
何事も無かったかのように寝床に丸まったそうです。
多分、一人ぼっちでお留守番の時は、ああやって鳴いてたんだと思う、
と友人は話していました。
たまたま友人が居る事に気がつかなくて(もう既に結構おばあちゃんだったし)
ぶーにゃんのそんな場面に出くわして解ったけど、
それまで、お留守番の少なかったにゃんだから、きっと淋しかったのね。
ファミリーでの旅行の時のぶーにゃんの様子を話したら、
旦那さんは初耳だったので、
私にまでそんなに懐いてたんだと、びっくりしてました。
懐いてたって言っても、十分クールなぶーにゃんだけど(爆
昨晩は、こんな話をたくさんしながら、
ピザとプリンとマドレーヌとかの焼き菓子を食べ過ぎた私達です~