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Tropical East Timor ワニ通信東ティモール

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12月

2025年01月の記事

全26件 (26件中 1-26件目)

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マリアナ行き、トンボ帰り

きょうは早朝からマリアナ行きのとんぼ返り。往復280㎞の下道（一般道）を、ドライブ。一か所も信号機がありません。修道院全員ででかけたので、わたしは助手席でOKでした。目的はマリアナ司教区のノルベルト司教様への表敬訪問。新しいメンバーが増えたので挨拶にでかけたのですが、2人の宣教師がやってきてビザ申請のための書類も必要でした。　↑　出発50分後、おきまりのパンク　タイヤを取り替えて再出発！　↑　司教様との会談を終えて、全員で記念写真　ローマじゃないよ、マリアナだよ　新院長のジョアキム神父、ポルトガルからアベル神父、そしてオーストラリアからサーシャ神父を迎え、わたしたちの修道院は大所帯となりました　↑　雨模様の水田　　↑　お昼ご飯は、海辺のレストランで焼き魚　わたしがたべたこの魚は4ドル50セント

2025/01/31
のどかな放課後

きょうは朝一番に、連帯省へでかけてきました。連帯省は日本でいえば厚生労働省なようなもので、社会保障関係を取り扱っています。なんにんかの教職員の社会保障費がきちんと支払われてない感じで、確かめにでかけました。すでに退職した一人の先生は、登録すら無かったの怪でした。あとの人は、支払期間の確認が必要です。東ティモールのアセアン加盟の1つの条件は、社会保障制度がきちんとしているかどうかです。　↑　きょうはゆっくりと仕事をしようとおもっても飛び入りの仕事がやってきて、けっきょく放課後になってやっと一息といったところです　写真は学食のお兄さんが、学食まえの廊下を拭き掃除しているところです　さいきん、ネコがふえました　残飯やごみ箱あさりが目的でやってきます

2025/01/30
活況感がある図書館だが、疲れるょ

先週末で、新年度の教科書配布はおわりました。しかし教科書が老朽化しており、ベテランは10年選手（１０年間つかい続けている教科）もおり、破れたり、表紙が取れたり、ページがなくなっていたりと、手入れしなければ来年は使えそうもないものがたくさんあります。そんな教科書を、生徒たちは昼休みに図書館に持ってくるので、大型ホッチキスやセロテープ、トンカチやペンチ、ボンドをつかって一冊ずつ修理します。　↑　修理要の教科書を手にしている生徒と図書館の本を借りたい生徒たちがやってきて、昼休みの１時間中お客様が途絶えません　↑　コンピューター・コーナーも活況　↑　閲覧コーナーは、そこそこの入り　まだ教科書の世話がおわってないとみて、生徒たちは本を借りるのを遠慮しています　ほんとうは今週から高１に編入してきた生徒たちに図書館貸出IDを申し出に応じて作って配布する予定でしたが、無理そうで、来週からに延期しました

2025/01/29
2日間、夕方から夜にかけての停電

土曜日と日曜日は、夕方から夜にかけて停電となりブログを更新できませんでした。デスクトップコンピューターは、停電になるとつかえません。晴耕雨読の生活です。きょうは土曜日の聖イグナチオ学院のようすをお伝えします。土曜日は、全校ミサ後はきまった日程がなく、ユルユル学校となります。　↑　ユルユルな、教科書貸出日に欠席した生徒たちのための、土曜日特別貸出日　中１から高３まで、教科書貸出日に欠席した生徒たちがやってきます　　↑　国旗掲揚隊の行進練習風景もユルユル　なにがユルユルなのかといいますと、年に１～２回しか練習をしません　毎日訓練をしてビヤットゆくことはなく、ユルユルです　↑　そして黒板に書かれている問題は、どうみても中学入試レベル　それとも算術の秘儀を、教務部長のパウロ先生が伝授しているのでしょうか　３桁の足し算と小数点が混じった計算　↑　土曜日・数学研究会に集まった男子は１人だけ、あとは女子です　東ティモールではリケジョがたくさんいます

2025/01/27
教科書貸出、最終日

きょうは教科書貸出最終日。1日に１学年ずつ。高３からはじめて、きょうの中学１年生で、おわり。東ティモールでは教科書無償配布や教科書購入がないので、学校が貸し出します。しかしおおくの学校は、貸し出す教科書すらありません。聖イグナチオ学院では、教科書にプラスティックカバーをかけたり、怖いURA先生が厳しく注意したり、罰金を科したりするので、生徒全員が教科書を手に勉強することができます。ただし、高校生は、例えば高３は全１２教科中４教科の教科書しかありません。中学生は8～9教科の教科書が揃っていますが、もう10年間使いまわしているとても古くて汚い教科書を生徒たちはつかっています。　↑　きょうは中1への貸出日とあって、教頭のジル先生が貸出業務をやってくれました　各クラス1時間半かかります　↑　必要な教科書を借りてゆきます　↑　そして1ページ目に、借りた生徒の学年、クラス、出席番号、なまえをすべての教科書に書きます　↑　さいごに、先生たちからきちんと教科書借り出し票に借りる教科書を記載しているかチェックを受けます　返却の際にはこの借り出し票をつかいきちんと返却されているか、もう一度チェックします　↑　貸出業務を仕切ったジル先生と生徒たちの記念写真　図書館司書のわたしは横で見ているだけで、楽ちんでした　ジル先生は疲れ気味

2025/01/24
新学年がはじまって3週たった学校のようす　高校編

新学年がはじまって3週間がたった高校生の授業のようすを取材してまわりました。まだ緊張感があるので、おおむね落ち着いていました。　↑　ユルユルすぎる、体育の授業　マットを使った整体操ではなくて、寝転がっているだけ　↑　こちらは、引っ張り合って筋力の訓練をしているのではなくて、まえの生徒がしゃがんでいる生徒をズルズルと引っ張ってあそんでいるだけ　↑　他の生徒の競技を見学しているのではなくて、ただベチェクチャお話をしているだけ　これが体育の授業です　生徒たちは、ストレスはありません　↑　いっぽうで、高校教室の授業のようす　こちらはまだ緊張感をもって授業を受けています　高校１年生と高校２年生の教室です　↑　高２C組の教室のドアには、クラスのマスコットが貼られていました　なまえを知りたいものです

2025/01/23
停電の職員室

東ティモールの聖イグナチオ学院では、停電は日常茶飯事。せんじつも雨脚がつよくなり「停電するな」といっていると、ずばり停電。すると、職員室は暗くなって仕事はできません。停電と同時に発電機が自動的に運転を開始するようなシステムはありません。おもやかにガードマンさんが職員室に発電室の鍵を取りにきて、雨脚がつよいと雨宿りをして、一向に電気はもどってきません。業をいやした教頭のジル先生は、傘をさして発電小屋にむかいます。さらにバッテリーが上がってしまっていると、もちろん発電機は仕事をはじめません。　↑　停電になると、仕事はあがったり　「暗いから仕事ができないのは、仕方ない」ので、ブラブラしていても文句はいえません　職員室には天井据え付けのグルグル回る大きな扇風機をこの年末に増設しましたが、「なんで冷房機を付けないんだい」と苦情がきこえてきます　職員室の隅々まで扇風機の風が当たるようにという親心は、通じませんでした

2025/01/22
本日、東ティモールからのニュース・レター第25号を発送しました

本日、東ティモールからのニュース・レター第25号を「航空便郵便」で発送しました。お届け日時は、約１か月後です。楽しみにお待ちいただければと、思います。　↑　「東ティモールからのニュース・レター」（発行元：ワニ通信社）の投函風景　２人の高校生の実習生と、なにやら若いお兄さんが差し出す封筒の重さを測ったり、数をかぞえていました　お兄さんが測りで一通ずつ測り始めましたが、ノロイ・ノロイでした　「これじゃ２時間かかるわい」とおもいましたが、当地の人びとの大雑把さという性格が吉と出て、途中から量りに乗せて測るのを止めてしまい、手の感覚で重さを測り始はじめました　するとどうでしょう、ハヤイ・ハヤイ　　↑　東ティモール唯一の郵便局の池にあるある噴水は、郵便屋さんのシンボル・伝書鳩　かわいいですね　口に封筒を咥え、背中に灰色の手紙を入れる筒を背負っています　いまでも、現役の伝書鳩をつかって日本までニュース・レターを届けると考えると、ほんとうの航空便でなおかつ１か月かかるというのも頷けます　↑　郵便局のつぎは、新聞会社Tmor-Post社に出向き、３か月分の新聞を受け取ってきました　Timor-Post社も記事の伝達に伝書鳩をつかっているかもしれません

2025/01/21
新学年がはじまったということは、先生たちもはじまった、の巻

新学年がはじまってはやくも3週間目にはいった、東ティモールの聖イグナチオ学院。先生たちも、日常生活がはじまってきました。　↑　新学年はじめての職員会議　映写機をつかって資料を投影しての本格的職員会議　この図書館教室の机と椅子は、神奈川県の栄光学園様からのご寄付です　活躍しています　ありがとうございます　↑　新採用の先生のご挨拶　昨年は離職した先生たちがおおかったので、ことしはそんなことがありませんように　↑　ことしはじめての給料日　毎月15日が給与支給日　だけれども16日支給で1日遅配　1月分から新年の職務手当か加算されますが、校務分掌表の出来上がりが遅くて、玉突き式にわたしが給与表をつくるのが遅くなり、さらに3重衝突で会計課職員の給与明細書作りもおくれました　給与は16日に支給されたのですが、給与明細書は本日配布　あたらしい年の新しい給与額を額を確認します　銀行振り込みなので明細書なしでもOKですが、会計係の個々人別の説明を聞きたがります　会計係のルイは「理解すること」に喜びを感じていて、説明して、「ドウダ！マチガイナイダロウ」と満足します

2025/01/20
平穏な1日

きょうは日曜日ですが予定はなく、家でゆっくりとこまごまとした仕事を一つずつ片付けることができました。　↑　さきほどの雨季の夕暮れ　雨は降りませんでしたが、一日中どんよりとした曇り空　いつもは青い空と海の写真を掲載しますが、こんな日もあります　↑　２カ月まえぐらいに貰われてきたイヌ　いまだになまえをしりません　オスです　

2025/01/19
新中学1年生と高校1年生に制服配布

東ティモールの聖イグナチオ学院では、入学式に注文した制服が届かなくても、ぜんぜん問題ありません。一昨日、1学期がはじまって10日経って、注文先のインドネシアから制服が届きました。制服は安さに挑戦！の利益度外視の破格に挑戦です。中学生は制服上下＋体操服上下で30米ドル（4500円）。高校生は同じく、制服上下＋体操服上下で35米ドル（体格がよくなり生地をたくさん使うので、5,250円）。学校によっては、制服のみで100米ドルで販売する学校もありますが、聖イグナチオ学院では制服・体操服から利益は頂きませんの原価販売です。　↑　教頭のジル先生が、1人ずつに制服、体操服を配布しています　S,M,L,LL、そして規格外。規格外は制服の布地をわたします　そして各自で仕立ててもらいます　まいとしジル先生とわたしで各サイズ何着注文するか随分検討しますが、ことしは「Mサイズが足りない」「女子生徒が多すぎるので」とジル先生がいっていました

2025/01/18
祝、聖ジョアン・デ・ブリトー教育大学　第６回卒業式

きょう聖ジョアン・デ・ブリトー教育大学の第６回目卒業式が挙行されました。卒業生は129名。宗教教育科、数学科、ポルトガル語科、そして英語科があります。おもったより、宗教教育科の卒業生がおおかったのには、驚きました。東ティモールでは小学校から高校3年生まで、公立学校を含めて宗教の授業週2時間必修なので、宗教科教員の需要があるのだと思います。もう一つ、英語科とポルトガル語科の卒業生数がおなじぐらいだったことにも驚きました。東ティモールではポルトガル語が公用語で教育言語なのですが、将来の就職のことを考えて英語熱が高いのですが、それでもおおくの若者はポルトガル語を選びます。　↑　ゲストスピーカーは、なんと現役の総理大臣シャナナ氏　↑　総理大臣シャナナ氏は成績優秀者表彰の順番をまっている学生となにやら談笑していました　↑　卒業式会場は聖イグナチオ学院体育館　超満員　↑　卒業生の誓い　↑　卒業式後の記念写真　手前左から2番目は、バザールテテ郡警察本署署長　手前左から3番目は、バザールテテ準小教区長のニコ神父さん　総理大臣もきますが、郡警察署長さんもやってきます　↑　ウルメラ村出身の卒業生と記念写真　卒業生は左から2番目の緑のシャツを着たお巡りさんマヌエルの子ども　聖イグナチオ学院の卒業生です　一番左の女の子オクタビアも聖イグナチオ学院の卒業生で奨学生でした　お巡りさんマヌエルの子どもは、奨学金はもらえません　わたしの右側はおなじみ、村のリウライ（小王様・酋長さん）のジェラールド　↑　おなじくウルメラ村の卒業生とその家族　一人の卒業生の記念写真に、「わたしは家族、友だち」と、10人以上あつまってきました　卒業生はおそらく、家族ではじめての卒業生です

2025/01/17
教科書の貸し出し、開始！

きょうから東ティモールの聖イグナチオ学院中学校高等学校では、新学校年度の教科書貸出を開始しました。といっても、これは学校図書館司書のわたしの仕事。ことし13期生が入学してきたので、もう13回おなじ仕事の繰り返しをしていることになります。教科書貸出があれば、教科書返却もあります。この両方のために、毎年1か月半を費やしてしまいます。　↑　高校3年生　10月には高校卒業国家検定試験があります　全12教科あるのに、貸し出せる教科書があるのは4教科だけ　英語、ポルトガル語、物理、数学　4教科とも聖イグナチオ学院が印刷所に注文して印刷しました　すべて日本の方からのご寄付でまかないまっした　↑　4教科しか教科書がないということは、他の教科書はじぶんでなんとか都合をつけるか、教科書なしで授業を受けます　化学や生物など、カラー写真付きの教科書なしでどうやって勉強できるのでしょうか　それでも、過去ずっと、高校卒業検定国家試験で本校生は1位、2位、3位をとっていました　ということは、他の学校はどうなっているのでしょうか　4教科分の教科書しかないのに、喜んでもう何年も使っている古い教科書を生徒たちは借りてゆきます　↑　こちらは高3文系クラス　アレックスが手にしている教科書だけ貸し出せます　英語、ポルトガル語、歴史、経済だけ　開校13年目の東ティモールの有名校と呼ばれ、勲章をもらったり、国家の学校という称号をもらったりしている現場の実状です　それでも健気に生徒たちは喜んで使いまわしの教科書を借りてゆきます

2025/01/16
東ティモールでは、新学年1学期がはじまりました

東ティモールの聖イグナチオ学院でも新学校年度１学期がはじまり、新中１・13期生が入学してきました。先週8日から学校がはじまりましたが、ちょうどきのう・きょうぐらいから、本格的にエンジンがかかってきたようです。本校では、きょうから授業がはじまりました。　↑　体育館でのオリエンテーションが、月曜日・火曜日と2日間ありました　そしてきょうから本格的な授業開始です　ただし生徒たちはまだ教科書をもっていません　どうやって授業をするのでしょうか　化学とか物理とか　高1と中1には、まだ制服が届いていません

2025/01/15
南洋の島から眺める新春の満月

けさの月は、ことしはじめての満月でした。うす雲がかかっていました。一年じゅう気温が高いので、煌々と輝いていた、とは表現しにくいですね。おぼろ月夜という表現だとあてはまりそうです。きのうはワニ通信の取材を忘れて、ネタ切れのため休載となりました。　↑　朝5時ごろの月　↑　ちょうど干潮時で、干潟に月光が写っていました

2025/01/14
メタゴウ村のチャペルでのミサ

きょうはきのうの写真です。きのうの土曜日は教職員研修会でしたが、午後3時に早引きしてメタゴウ村のチャペルに１周忌のミサにでかけました。金曜日の朝一人の青年がやってきて、「あしたお父さんのための死者のミサをしてほしい」といいました。この村は標高の高いところにあり、わたしの家から１時間でゆけるのですが道がとても急峻です。ほかの神父様たちもここにはあまりゆかず、月に１度かミサがありません。　↑　集落の墓地　ミサ後参列者は行列して墓地に向かいます　そしてお墓を祝福して、花びらを撒き、ローソクをともします　↑　お墓で集落の人びとと記念写真　↑　お墓の祝福がおわると、家族のひとはご飯を準備してくれています　ここのチャペルは遠いので、ミサにでかけるとかならず食事を準備してくれています　↑　村の標高は雲より高いところです　この村で生まれて、この村で一生活し、村の墓地に埋葬される生活です　↑　集落のはずれに墓地があります

2025/01/12
聖イグナチオ学院　2025年学校年度教職員研修会

きょうは東ティモールの聖イグナチオ学院の新学校年度の教職員研修会が実施されました。主な目的は昨年の評価ですが、どちらかというと「いいたいことをいい放題会」です。　↑　まずはジョアキム神父さんによる、基調講演　左端の女子教員はラップトップを開いて、とうぜん自分の仕事を熱心にやっていました　↑　全体会のようす　↑　午後は各教科会から昨年の評価について言いたい放題会　わたしは会計課の仕事がいそがしく基調講演と会計室からのおしらせをしたのちは昨年の会計報告書作や新年の給与表をつくっていましたが、教務部長のパウロ先生がやってきて「URA先生は、午後の各教科会の報告をきいてください　先生たちの希望です」　URA先生の悪口いいたい放題会になるのではないかと反論しました　要は、「予算を無節操にくれ」ということです　↑　そしてきょうは教頭のジル先生のお誕生日　教員研修会のあいだに、お誕生会もアリ　ジル先生はきょうは誕生日なのに、トイレの汚水管が詰まったのを一生懸命修繕していました　ありがとうございます

2025/01/11
聖霊の助けを願う全校ミサがあった日

きのうは、聖イグナチオ学院新年恒例の「聖霊降臨を願うミサ」がありました。年はじめは仕事も忙しくなります。聖霊降臨のミサのお陰か、きのうは仕事に集中しすぎて時間を忘れてしまうということが起きました。そろそろお弁当に時間だとおもいながら図書館を覗くと、先生たちが「教科書を貸してほしいと」待っていました。「何言ってるんだい、教科書貸出は午後12時半からっていったでしょう」といって追い払おうとしましたが、動きません。そして弁当を食べて会計室にゆくと、「URA神父さん、先生たちが図書館で待っていますよ」といわれました。わたしは12時からお弁当を食べはじめていたと思っていたところ、1時から食べはじめていたのです。仕事に集中しすぎて、1時間感覚が狂ってしまっていました。ほんとうの1時半前に図書館にゆくと先生たちが詰めかけてきて、「ホラネ、ホラネ、ヤッパリネ、ヤッパリネ、どうぞ教科書を貸してください」といわれましたが、1時半から会議があったので、「また明日貸し出します」といって逃げました。聖霊降臨のお陰で会計の仕事は上手くゆき、12月分の日本円で3千万円以上の会計報告書が、1回の計算で「ドン、ピシャリ」と合いました。　↑　ミサの最後に、校長のカリスト神父さんが盛式祝福を生徒たちに与えました　↑　聖霊降臨のミサの日は、全員赤いシャツを着てくるとのドレスコードです　↑　そしてLoyola Wolves（ロヨラの狼たち）という学校の活動委員会が一年間の誓いを立てました　このメンバーだけは赤の日も、黒いシャツを着用する特権が与えられています　きのうブログが掲載できなかったのは、人生ではじめて自分の部屋の鍵が開かなかったからです　鍵をなくしたのではなく、鍵のメカニックが壊れてしまい、解錠できなくなりました　そこへ丁度運よく、修道院の用務員さんがやってきて、鍵を壊して部屋の扉を開けてくれました　きょう帰ってくると、用務員さんはあたらしい鍵を取り付けてくれていました

2025/01/10
13期生の入学

東ティモールでは、1月に新学年１学期がかじまります。聖イグナチオ学院では、きょうから13期生の中1が通学をはじめました。　↑　東ティモールでは入学式はありません　いきなり登校し、全校集会があります　ことし入学してきた中学1年生120人　↑　手前左側は中学生　奥右手上は高校生　高校から1クラス増設するので編入生も40人位います　↑　教室を覗くとまだ緊張しています　小学校の制服で登校した生徒もいますが、東ティモールでは何の問題も違和感も感じません　↑　いっぽう先生たちは、ことし担当する授業の教科書を図書館に借りにきました　先生たちでさええ、教科書は貸出制　しっかりと授業準備をできる体制ではありません　↑　教科書を借り出すときには、先生たちも生徒たちとおなじです　貸出シートに借り出す本の情報を記入してゆきます　↑　昨年16名ぐらい大量離職したので、ことしは新人の先生たちをたくさん採用しました　右から2番目（チンタ）と3番目（リッキー）、いちばん左側（アドイ）の先生たちは聖イグナチオ学院の卒業生です　わたしも教えました

2025/01/08
聖イグナチオ学院教職員新年会2025

聖イグナチオ学院では、きのうが仕事始め。きょうが教職員新年会。きのうの仕事始めのおおくの仕事は、きょうの新年会の準備。あしたから生徒たちが登校してきます。　↑　若い先生たちが多いので、お昼ご飯を食べたあとは、ダンス、ダンス、ダンスが続きます　↑　キリがいいところで、おじいさんのわたしは切り上げて帰ります　途中で生徒に会いました　女子生徒は高3、男子生徒は高2のコンスタンチヌス　2人は親類同士　コンスタンティヌスはお父さんが亡くなったので、女子生徒のお父さんが引き取っていっしょに育てています　家が山にあって遠いので、2人はKosといわれる簡易アパートに一緒に暮しています　あしたから学校がはじまるのでKosに戻ってきたところです　東ティモールでは、こういうのかOKです　コンスタンティヌスは聖イグナチオ学院基金の奨学生です

2025/01/07
シデ神父さん、さようなら　勉強がんばってください

けさはやく8年間わたしたちの修道院に住んでいた、シデ神父さんがオーストラリアにむけて出発しました。シデ神父さんは司祭に叙階されてから直ちに、聖ジョアン・デ・ブリトー教育大学の学長に任命されました。大学の学長といってもまだ校舎はなく、聖イグナチオ学院の空き教室で大学の講義をしていました。その後、隣接する国有地にいろんなところから寄付をもらい教育大学の校舎を建て、さいごは大学の敷地の国有地を政府が大学に寄付するところまでもってゆきました。　↑　8年間学長を務めたのち、オーストラリアの大学で教育学の博士号をとるためにきょうでかけました　真中がシデ神父さん　右がこの9月からモンセラット修道院の院長になったジョアキム神父さん　　↑　きょうが聖イグナチオ学院の初出勤日　きょうの村の夕暮れです　南緯8度33分の景色です

2025/01/06
年末年始、さいごの休日

正式には東ティモールの聖イグナチオ学院の仕事始めは、明日。きょうでゆっくり過ごせる日はおわり。きょうの昼食時、聖ジョアン・デ・ブリトー教育大学で働いているルイス神父さんが「疲れた」といっていました。「休みなのに？」と訊くと、「座っているだけで疲れる」といっていました。続けて、「だったら仕事をしていた方がましだ」といいました。　↑　きょうの昼下がり　わたしの部屋からのながめ　雨季の一休み　海が青くみえました　↑　きのうまでの数日と打って変わって快晴でしたが、うだるような暑さ　イエズス会のあるアンケートで「あなたたちの施設の環境に対する取り組みはなんですか」というのがありました　「No、エアコン・コミュニティー」と答えました　南緯8度の赤道付近のわたしたちの家には、エアコンが１台もありません　犬は暑い昼下がり、お腹をみせて寝ています　お腹が涼しいんだと思います

2025/01/05
イエズス会東ティモールミッション　新年賀詞交歓会

きょう1月4日は、カトリック・イエズス会東ティモールミッションの新年賀詞交歓会。ディリ市タイベシにある本部修道院で開催されました。例年会場を変えて、1月4日以降の土曜日におこなわれます。　↑　ミサのあとは、ご馳走　子ブタの丸焼き　南洋系は脂身たっぷりのブタがすきです　↑　いっぽうでは、庭でうしのステーキ　ブラジルで神学を勉強した若い神父さんたちがおおいので、シュラスコ風味です　↑　東ティモールのイエズス会は修練者や神学生たち、若者がたくさんです　↑　クリスマスプレゼントの物々交換　左がライラコ村の教会で医者をしているフィリピン人のボン神父さん　右は聖イグナチオ学院の校長カリスト神父さん　↑　わたしは数か月まえに東ティモールに宣教師としてやってきたポルトガル人のアベル神父さんとプレゼントの物々交換　アベル神父さんはいぜんは、モザンビークへの宣教師でした　らいしゅうウルメラ村のわたしたちの修道院に引っ越してきます　ようこそ！

2025/01/04
お正月三が日のおしまい

きのうときょうは朝の学校のチャペルのミサで外出した以外は、ずっと家に居ました。東ティモールではお正月３日から仕事をはじめます。日本と比べて１日お正月が短いのですが、おおくの人びとはクリスマスから連休が続いていました。修道院も賄さんがきょうから出勤、日本流にきょうまでお休みだとおもっていましたが。さっそく、学校の営繕の請求書など仕事メールが届きはじめました。だけれども、わたし的にはきょうまでお正月休みです。　↑　きょうも雨季の空もよう　きょうは部屋の中でも30度にはならずに、過ごしやすかったです　↑　1か月まえにだれかが連れてきた子犬　やんちゃ坊主で、植木鉢をひっくり返したり、テーブルクロスを引きずりおろしたりと、いたずらばかりしています　オスです　もう一か月も住んでいますが、まだなまえはありません　東ティモールでは、犬猫にあまりなまえをつけたりしません

2025/01/03
お正月2日目

きょうは三が日の2日目。年末から元旦まではいろいろとありましたが、きょうは何もなく、一日中いえにいました。誰もいなくて一人きりなので、静かです。ただ今朝から水道から水が出なくなりました。タンクの水がなくなったのですが、三が日に人を呼んでポンプを動かしてもらうことはできないので、あすまでは水道からは水は出ない生活。　↑　きょうの昼下がり　雨季の一休み　なんとなくすっきりと晴れていませんが、うだるような南洋の暑さまで気温が上がらず過ごしやすかったです　みなさまは、どんなお正月をお過ごしでしょうか

2025/01/02
南洋の島から、謹賀新年

あけましておめでとうございます。ことしもよろしくお願いいたします。干支のことはすっかり忘れていましたが、ことしはへび年とのこと。みなさまにとって、よい歳とりますようにお祈りいたします。　↑　けさの1番ミサはラヌマテ集落のチャペル　12月24日の夜から1月1日の新年のミサまで、人びとは幾度となくチャペルへ通います　ことしはこの間５つの大きなミサがありました　東ティモールでは多くの人びとがこの間は仕事がやすみなので、みなチャペルに集まってきます　↑　昨晩の花火　午前0時ちょうどのゆく歳くる歳に村人は花火を打ち上げます　写真に写っている花火は花火大会で花火師さんたちが打ち上げるものではなく、近所の雑貨屋さんで売っている花火です　家々の青年たちが花火を打ち上げます　↑　お正月の道路情報です　ウルメラ村のインドネシアとの国境に通じる国道は、午後5時現在上り方向首都ディリ方面行きの車線が、行楽帰りの車の影響で流れが悪くなっています　ただし昨年9月のローマ教皇訪問時に道路に多数あったアナボコが補修されてたため、昨年までのような大渋滞は発生しないと予想されています　ずいぶん車やバイクがおおくなりました

2025/01/01

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