公式教科書返却日、終了
東ティモールでは、学校の教科書はろくにありません。聖イグナチオ学院では、できる限り教科書を入手して生徒たちに貸し出しています。貸し出したら、返却してもらわなければなりません。貸し出しに1週間、返却に1週間、貸し出し準備等に2週間かかり、1年間のうち1カ月は教科書の仕事にかかりっきりです。教育省が教科書を配布しないので、聖イグナチオ学院ではそれを買ったり、日本の恩人の方に印刷してもらい航空便で送っていただいたりして、貸し出す教科書をそろえてきました。しかし、まだまだ全教科の教科書はそろっていません。公式返却日はおわりましたが、まだ12月1日の予備返却日があります。公式返却日に欠席したり、教科書を持ってくるのを忘れた生徒は、予備返却日に持ってくることになっています。一人ずつ、「休んでいました」「忘れた本をもってきました」といって五月雨式に教科書返却にこられると、わたしの会計室の通常業務に支障をきたします。 ↑ 教科書返却最終日は中1 教科書には鉛筆でも絶対に書き込みをしてはいけない もし書き込みをしたら返却まえに家できれいに消してくるように と口を酸っぱくしていっても効果はゼロ 結局、返却検査に引っかかって、図書館で消しゴムで消す作業をすることになります 写真は中1の生徒たちが書き込みを一生懸命消しているところで 机の上には、返却された教科書が山積みになっています 相対的に裕福な家庭は子どもたちを私学にかよわせます そうすると公立学校の教育水準がいかに低くても関心はありません 裕福な家庭は自分たちの子どもはいい学校に通っているので、ほかの学校の教育がどんなにわるくても気になりません そして裕福な家庭の親たちは政治経済的なリーダーですが、政府の投資はインフラや通商関係に集中してしまいます 教育や福祉、健康といった分野は、裕福な人々にとっては、プライベートな領域で自分たちで満足するサービスに支払うことができるのです