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ハンドメイド作家のヒトリゴト

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2021.06.29
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ハンドメイドの販売をしていて思ったのは、布小物に手を出さなきゃ良かった~ってという後悔。
販売開始から2年。
売り上げとしては、後半売り上げがあったので赤字が出ない程度のとんとんな感じです。
まだ、2年。
続ければ売り上げも伸びてくるよーーーーっていう人も居るかと思うのでしょうけれど、私は撤退を決定。
その理由は、病気の後遺症で製作が大変って点もあるのですが、正直なかなか売れないという点が大きいです。
病気の事はおいておいて、なぜ布小物を失敗したか、布小物は辞めた方が良いか、自分が販売して思った事を記載していこうと思います。




まず、なぜ布小物が難しいのかという点(私の主観で書いています) 

・その1「作家さんが多い」という点。

布小物を販売している作家さんはたくさんいます。
つまりライバルの作家さんがたくさんいるという事です。
その分、お客様の数が増えるわけではないのでお客様の取り合いです。
競争が激しいので、無名の作家さんは当たり前ですが、その競争に負けやすいです。
なにより商品数も多い為、新着以外、無名の作家だと商品の海に埋もれてお客様に見られる機会があまり無いという点もあります。
実際、作品をアップして1ヵ月くらいはアクセスがありましたが、その後はパッタリ‥‥になりました。

ショップ運営前からファンがついているような作家さんじゃないと、かなり厳しい状態からスタートなんじゃないかな? と思います。



・その2「廃盤品の布でない限りは柄がかぶりやすい」という点

同じ柄、同じような形のポーチとかだと無名な作家さんから買うより有名な作家さんから買う方がお客様目線として安心ですよね。
信頼という部分で無名の作家は持っていないのでどうしてもその点で負けてしまいます。
そして、布の場合、結局、売っている布を購入して加工する為、柄がかぶりやすいのが難点です。
よほどセンスが良いとか他の人が作っていない画期的なものを作るとか運良く運営側から取り上げられて注目されるなどがない限りは売り上げに直結するのは難しいです。

そして、現在販売中の布の場合、他の作家さんに真似されやすいという難点もあります。
実際、一時期、他の作家さんが扱っていない柄だったので売り上げを伸ばしたとある小物の柄は後から複数の方が販売を開始して売り上げがた落ちになりました。
私の作品を見て真似されたのかたまたまだったのかは分かりませんが、製作をする時に売れ筋の柄はチェックされやすいですし布が売っていたら似たものを作られやすい点は布の難しい部分です。
逆に廃盤柄で現行購入不可の布を扱ったものが売り上げを伸ばしてくれましたが、こちらは売り上げが上がっていても廃盤柄なので手持ちにあるだけしか製作できないという難点があります。



・その3「コスパが悪い」という点

これは他の材料でもいえますが、必要な布の量を必要なだけ買えるわけではないのではないですよね。
ネットだと30㎝から10㎝で購入できる店もありますが、50㎝単位だったりと一つの柄の布を買うにもそれなりの大きさを購入しなければならないしその分、金額がかさみます。
そして、販売するにならば複数柄買うのが普通だと思います。
時に人気が無くて余る柄もでてくるでしょう。
無難なドットやストライプとかじゃない限りは買った布のサイズをはかすのはなかなかに大変です。

そして、一度製作しちゃうと作り直しがきかないという点もコスパが悪い点です。
例えばビーズだと売れない作品だと思い切ってばらして作り直す事も可能です。
けれど、布の場合は切ったサイズより小さいものしか作りなおす事ができません。
基本、一度つくっちゃうと作り直す事はないのでなかなか売れないから他のものにしよう~ってのができないのが難点です。
そういう意味でもコスパは悪いと思います。

そして、仮にミシンがなくて販売の為にミシンを買った場合、初期費用もそこそこの額になってしまいます。
私も販売開始した時、家のミシンが使いにくいタイプだったのもあり買い直しを検討しましたが、売り上げ状況を見てからにしていたので結局買い直さないままです。
もし、ミシン買っていたら今も赤字だったと思います。


・その4「在庫や材料の場所を取る」という点

布ってかさばるんですよねーっ。
そして、作った作品はもっとかさばります。
定期的に注文が入り出ていけば場所の問題もさほど発生しませんが、ずっと売り上げがないと作品がその場所に留まったまま。
保管場所の問題が発生します。
そして、更新がないショップだとなかなかアクセス数も稼げないのでそこそこ定期的に新作をアップしては在庫の山を抱えるというループも置きました。
時々状態を把握する為のチェックも必要になりますし、なにかと在庫の山は悩ましい問題です。
この為、オーダーしてから作品を作りますという方もいますね。ただ、その場合は使う布の柄を確保しておく必要があります。



と言うことで、今のところ布小物を販売して感じた難しいと思った点を書き上げてみました。
ただ、販売当初は丁寧に長く続けていけばそれなりに売れるようになるだろうと楽観視していました。
でも、長く続けていても駄目なものは駄目だなと悟りました。

人気作家になった方のブログとか見て、こうすれば成功するとか春の売れ筋とかも載せられている方もいますが、その方の成功体験であって当たり前ですが皆に当てはまるわけではない。
実践してみても売り上げやアクセスに繋がらない。
良く長く続けていけば‥‥とか言われますが長く続けるのも大切だけと思いますが、思い切って諦めて違う分野に目を向けてみるのもアリだと私は思います。
運営は自己責任です。
あーだこーだ模索した結果、現在、私は違う分野である程度安定的な注文がくるようになりました。
下手にその分野に固執して長らく時間の無駄をするのもどーかなー? と思う部分はあります。

まぁ、私の場合は治療の副作用で足を悪くして布小物を作るのが難しくなったのも撤退の一因ではありますが(汗)




そんな私の作品が、赤字を出ない程度までは売り上げを出した理由を書こうと思います。



まず、狙ったのは「ニッチな市場」です。

検索で作品のヒット数が少ない布小物を見つけ出して重点的にそこを攻めました。
それは、一度買ってしまえばリピーターがない「モノ」なのでわざわざ作る人が少なかったように思います。
あとそれを探すお客様の数もさほど多くないです。
なので、普通に売り上げている作家さんだと作る魅力がないです。
そして、機能的に作って他の作家さんと差別化を図ったのが良かったようです。
リピーターはいないものの、比較的安定的な注文があり、そちらは追加販売できる程度に売り上げを伸ばしてくれました。

この成功体験を元に作品数が少ないモノに絞って作る事で売り上げを伸ばしました。
皆が右を向く中で左向くのも大切なのではないかと思います。
そんな市場から他の布小物もご購入してくださるお客様もいますから馬鹿にできませんし。

あと、こーすれば良かったなぁと反省点ですが、あれこれ色々な柄に手を出すのではなく一つのテーマに統一した方が良かったのかもと思っています。
一つのテーマとは、ドット柄とかアリス柄、猫柄、花柄のみなど。
主要の柄は一つのテーマの柄に絞った方が購入する布も効率的に購入できて無駄もないですし、お客様もどういった系統の店かわかりやすくてそれを求めて来てくれますのでターゲット云々ではなく柄を統一した方が良かったと反省しています。

あれこれやって失敗から学んだのは、こんなところです。
今から布小物の販売を考えている方の参考になればと思い書き残しておきます。
















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最終更新日  2021.06.29 18:37:45
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