Ureステーション
とある女の子Xさんの話です。Qさんとはまたひと味違う。Qさんには言葉がいらなかったけどこの子は違う。言葉がとっても必要な女の子なんです。あらゆることを言葉にしなければ堪えられない桜の散る音を言葉に置き換えなければ生きることができない。地球に生きている私たちと地球に来ていない魂の狭間ほど堪え難く恐ろしい所はないみたい。QさんもそれをわかっていたしXさんもわかってるわかってるんだけどことばをあやつることで生きているからときどき、しょっちゅう混乱するみたい。Ureステーションに行きたいのですが……やっと言葉になってくれたみたい月曜日になったらおいで。さあ、見せてあげようかなもうひとつの地球を。肉体の目では見えないよ。そしてXちゃんが間違ってこの地球(この世ともいうね)を離れたらほんとに「あーっ」って叫ぶよ。帰るふるさともうひとつの地球からどんどん遠ざかる戻るしか無いこの地球にそしてまた最初から。さあ、楽しみだね宇宙の摂理を知るって。