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ああ…まだやってたんだ…なんていうと関係者から投げ飛ばされそうですが…関係者の方々にはこれが終わったら、お疲れ様とだけ言いたいです。
みずほ銀行の基幹システムの統合に手間取り大騒ぎしたのはもう2年以上前の話になります。もうすっかりお忘れの方も多いのではないでしょうか。統合に失敗した苦い経験から徐々に統合を進めてきたようです。今年度末には全ての統合が終了するそうで。 このような話を聞くにつれ「情報化社会も楽じゃないな」と思わされることしきりであります。もっとも、コンピュータ化されていなければ、それこそこれ以上の作業になることはわかっています。しかし、コンピュータ化されていることの怖い点は「うまく統合されていなくとも、システムが動く」事だったりします。 コンピュータはあくまでプログラムに則って処理するだけ、プログラムを考えるのは人間です。すると、時に思いもよらない事態(バグといいますね)を引き起こします。コンピュータは、バグをバグと思わずに実行するからです。 コンピュータへの依存はどんどん強まっていくばっかりですが、以前以上に情報の取り扱いにも気を使わねばなりません。数日前に東京海上の顧客データが流出した事件がありましたが、2000人ほど(だったと思う…詳細を失念しました)の顧客データが車から盗まれたということですが、これもコンピュータ化が進んだ結果でしょう。というのも、紙であれば2000人の顧客データを常に持ち歩くことなんてなかったと考えられるからです。恐らくは盗まれたPCにデータが入っていたということになるでしょう。 コンピュータは便利ですが、その分危険も増えます…ということはなかなか触れられない事実で、それは携帯電話にも当てはまることだったりします。フェリカ内蔵(ICチップで決済が可能になる)の携帯電話が開発されていますが、便利になる反面、携帯電話が今以上に「なくすとやばいもの」に変貌することになります。 閑話休題、みずほのシステム統合のことですが、なかなか難しい問題です。というのは、このような事態が起こってはいけないから業界全体で統一したルールに則ってデータを扱おう、という流れにはなりえないからです。合併に備えてそんなことをするはずもないわけで…。もっとも、小売業ですとデータの統一が図られていない結果、小売から製造に送られてくるデータがみんなばらばらで製造側でそれは処理する、なんていう面倒なこともやっていたりするそうで、そんなことを考えるとそういったルール作りがあってもいいかな、とは思います。 …さりとて今まで自分のところで作り上げたシステムを金をかけて改変するというのは…現実的ではないなぁ…。 関連記事 asahi.com:みずほ、システム完全統合に着手 都内5支店で完了 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年07月21日 00時12分07秒
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