山嵐のジレンマの話ヤマアラシとは、はりねずみのこと。寒いとき、二匹のヤマアラシは暖を取ろうとして身体を寄せ合う。 ところがお互いの棘がささり、痛い。離れると、寒い。 くっついたり離れたりしながら痛くない距離を体得していく。 近づきたいのに近づくと相手を傷つけてしまうのです。 確かに心から近づきたい人、寄り添いたい相手に対して、 その感情とは裏腹にわざと怒らせてみたり、 バカにしてみたり、良かれと思って放った言葉も相手を傷つけたり もちろん自分も傷つくこともある。 本当は、ただただ寄り合いたいだけなのに............ 人はときとして他者と関わる時に大切な友人関係、 恋人関係、親子夫婦など、に とてもわがままになったり、 ひとりよがりになってしまいます それでも相手と近寄りたいと願うと、何回でも痛い思いをする こういうとき、自分自身の「ハリ」を押さえて、 また、素直になることで、互いに認め合い受け入れることができ 相手とのほどよい距離が見つけられるような気がします。 あきらめて離れっぱなしだと、暖はとれない。 |