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日本に帰るのにカナダからは飛行機で12時間もかかる。
あんまり暇だから飛行機で映画を見たのだが、なかなか良かった。 「クイール」という盲導犬の話しで大雑把にストーリーを説明するとこうなる。 クイールはラブラドールレトリバーの中では珍しく体に斑がある子だが、それ以外それといった特徴も無い犬。そしてその盲導犬を使うことになった渡邉さんという盲目なのに強がりな頑固なお父さん。最初はクイールにスキンシップも愛情も注げなかった渡邉さんだが次第にその子に心を開いていくというなんとも心温まる話しだ。 「ストレイトゴー」「ライトゴー」「グッドや、グッドやでー」 と関西弁で話す英語がなんともおかしく愉快でついつい笑ってしまう。 しかし渡邉さんは普段から無茶をしていたため、糖尿病がこじれてしまい最後にはほとんど歩けなくなってしまった。何年も入退院を繰り返し、ようやくまたクイールと歩くことがわずかにできるが、それを最後にお父さんは死んでしまう。普通な盲導犬クイールと関西弁のお父さんのその奇妙なコンビが笑えたのだが、お父さんがベッドで横になってクイールが連れて行かれるのを知り、ベッドからわずかに手を上げて振ったシーンを見たときは、知らないうちに頬を涙が伝わってしまっていた。飛行機だから声を上げるのは恥ずかしいが、本当なら嗚咽を漏らして泣いてしまいたいくらい、悲しかった。 映画を見てここまで泣いたのは初めてだった。 他の人が見ればおそらく泣くほどでもないのかもしれない。ただあの時は自分でもあきれるほど泣いてしまった。これが飛行機での思い出かな。 え?あ、日本の感想?ンじゃまた明日にでも お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005/07/19 09:15:19 AM
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