カテゴリ:本のこと
30代、既婚、子持ちの「勝ち犬」小夜子と、独身、子なしの「負け犬」葵。 なんて紹介文を良く目にするけど、読んでみると そんな薄っぺらな内容じゃない。 独身で会社を経営する葵と結婚して子どもがいる専業主婦の小夜子。 物語は葵の過去と小夜子の現在が交互に描かれている。 過去にいじめられた経験がある葵と、 公園で他のお母さんたちにうまくとけ込めない小夜子。 二人の共通点は人付き合いが苦手なところ。 女社会にはなぜかこういうグループ(派閥)がつきもの。 私は昔っからこういうのが苦手。 ○○さんと仲良くしたらこのグループには入れないとか お弁当はいつもグループで食べるとか…。 本当に煩わしい。 小・中学校、高校でも仲間はずれがあった。 仲間はずれにされている子と仲良くすると その子まで道連れにされる。 本当に陰湿な世界だった。 本当の友達って何だろう。 女同士の友情は結婚したら続かないっていうけど…。 どうなんだろうか。 物語の最後の方は胸にどーんときて、 涙が出てきてしまった。 直木賞納得の作品だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Feb 3, 2005 12:09:39 AM
[本のこと] カテゴリの最新記事
|
|